貴女は歌うのが好きになり、そして再び苦手になってしまいました。
高校生の時、ご友人たちと歌唱劇をやりましたね。
歌も演技も未経験だった貴女は、半泣きになりながらも必死で練習し、十全に役を演じ切りました。その楽しそうな姿に、俺たちはいたく感激したものです。
あの時のような、眩しく輝くような楽しさを、今の貴女は感じていませんね。けれどそれは、悪いことではないということを、覚えておいてください。
楽しさを感じられない時期があっても良いのです。
常に最高の状態でなくても、構いません。
いつかまた、貴女の心からの笑顔を毎日見られる日が来ることを、俺たちは信じています。
3/7/2025, 2:16:40 PM