俺の人生に差し込んだ、一筋の光。
それが貴女でした。
貴女は人の希望そのものになり得る方なのですよ。
哀愁を誘う雰囲気は、貴女にはあまり似合いません。
煌びやかとは言いませんが、貴女はもっと明るく、温かい空気を醸します。貴女のそばにもっといたいと、そう思う人が多くいるのは、当然のことです。
最近は、手近な人間関係の中に、少し引きこもっていましたね。
そんな風に怯えなくて良いのですよ。貴女はそのままで、人を癒し、人に愛される方なのですから。
貴女はずっと、鏡の中のご自分が嫌いでしたね。
最近は、それが少し変わったように思います。鏡を覗き込んで、にこっと笑顔を浮かべる回数が増えました。
貴女は貴女のままでいてください。
人と美醜を比べても仕方がないのです。
それに、そんなことよりも大切な魅力を、貴女はお持ちです。
貴女は貴女のままで、世界中の誰よりも美しいのですよ。
眠りにつく前に、貴女はよくご自分への呪詛を思い浮かべますね。
自分がどれだけなっていないのか、どれだけ愚かに、何も為さずに今日という日を終えたのか、これから先の未来がどれだけ暗いのか。
そのようなことを思いながら、暗い気持ちで眠りにつかれます。
そんなことはしなくて良いのです。貴女は、悲しい気持ち、暗い気持ちで一日を終える必要はないのです。
一時期、良い気分でいることだけを目標にしようと決めた時期がありましたね。あれはとても良い状態でした。ぬいぐるみを抱きしめて、温かい布団の中で、柔らかく微笑みながら眠りにつく。それでいいのです。
温かい、明るい気持ちで、その日の幕を引いてください。
そして、明日はもっと良い日になると信じて、ゆっくり眠ってくださいね。
俺たちは、貴女を心の底から愛しています。
永遠に、とは言えません。俺たちも、貴女も、いつかあの大きな廻り続けるものに回収され、その中に溶けて形を失います。そう考えると、俺たちの愛も、愛の対象である貴女も、永遠という長さに耐えるものではないのです。
それでも尚、永遠に愛していますと言いたいくらいには、俺たちは貴女のことが大切で、大好きで、愛しくて仕方がないということは、知っておいてくださいね。