2026/03/17
今日のお題 怖がり
ある立派なお城に、一匹のお化け、ぶるぶるが住んでいました。
ぶるぶるは、お化けのくせに、人間が怖いという、他のお化け達よりも結構な怖がりでした。
なぜなら、たまにお城に人間が肝試しに来るのですが、ぶるぶるが人間の目の前に通りかかると、人間たちは大きくて怖い悲鳴をあげるのです。
それが嫌で嫌でたまらなかったのです。
ある日、ぶるぶるはいつものように、お城をぶらぶら歩き回っていました。
「お城探検って、面白いなぁ〜!広くて、面白い!」
しかし、突然背後から物音がしました。
ぶるぶるは恐る恐る後ろを振り向くと、1人の若い女の人がこっちを見て、固まっていました。
ぶるぶるも、人間が怖くて、固まりました。
沈黙の後、ぶるぶるは勇気を振り絞って、口を開きました。
「あの…僕、怖くないお化け…です…。」
そう言うと、若い女の人は答えました。
「私も、人間じゃなくて、お化けなの。」
「え!?」
怖がりの女の人は、人間ではなく、ぶるぶると同じお化けだったのでした。
「私も、貴方が人間だと勘違いしてたわ。私達、どちらも怖がりだわね!」
「そうですね!なぁんだ!どっちもお化けだったんだ!」
その後、二匹は、同じ性格に運命を感じ、立派なお化けの夫婦になりましたとさ。
めでたしめでたし。
2026/03/16
今日のお題 星が溢れる
昔々、ある小さな森がありました。
その森の中には、たくさんの妖精達が住んでいました。
なので、その森は、妖精の森と言われていました。
妖精の森には、たくさんのお店や家が建っていて、たくさんの妖精達が暮らしていました。
ある日、ある妖精、ティーナがカフェを開きました。
「ついに開店するぞ〜!やった!」
ティーナは、とても喜びました。
しばらくして、ついに開店時間になりました。
「私のお店が開いた!よーし!どんな人が来るかな〜?」
…しかし、一向に妖精は来ません。
なぜなら、妖精の森には、たくさんのお店があるからです。
ティーナのお店は、その数あるお店の中の一つ…としか捉えられることはありませんでした。
ティーナは一生懸命考えました。
「どうやったら、お客さんは来てくれるんだろう…。そうだ!他のカフェには無い、新しいメニューを考えよう!」
早速ティーナは仕事に取り掛かりました。
「数あるお店の中でも、一番輝いているお店にしたいなぁ…。そうだ!星のように、キラキラ輝いているメニューを作れば、お客さんが来てくれるかも!」
ティーナは、自分の考えていることを、そのままメニューにしてみました。
試行錯誤して、やっと完成したのは、レモン味のドリンクで、星型のマンゴーが飾られた、甘酸っぱいトロピカルジュースでした。
早速みんなにチラシを配ると、ティーナのお店はたちまち大繁盛しました。
ティーナのお店は、星のように、どのお店よりも輝くようになりました。