非現実的物語

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2026/03/17
今日のお題 怖がり

ある立派なお城に、一匹のお化け、ぶるぶるが住んでいました。
ぶるぶるは、お化けのくせに、人間が怖いという、他のお化け達よりも結構な怖がりでした。
なぜなら、たまにお城に人間が肝試しに来るのですが、ぶるぶるが人間の目の前に通りかかると、人間たちは大きくて怖い悲鳴をあげるのです。
それが嫌で嫌でたまらなかったのです。

ある日、ぶるぶるはいつものように、お城をぶらぶら歩き回っていました。
「お城探検って、面白いなぁ〜!広くて、面白い!」
しかし、突然背後から物音がしました。
ぶるぶるは恐る恐る後ろを振り向くと、1人の若い女の人がこっちを見て、固まっていました。
ぶるぶるも、人間が怖くて、固まりました。
沈黙の後、ぶるぶるは勇気を振り絞って、口を開きました。
「あの…僕、怖くないお化け…です…。」
そう言うと、若い女の人は答えました。
「私も、人間じゃなくて、お化けなの。」
「え!?」
怖がりの女の人は、人間ではなく、ぶるぶると同じお化けだったのでした。
「私も、貴方が人間だと勘違いしてたわ。私達、どちらも怖がりだわね!」
「そうですね!なぁんだ!どっちもお化けだったんだ!」

その後、二匹は、同じ性格に運命を感じ、立派なお化けの夫婦になりましたとさ。
めでたしめでたし。

3/17/2026, 9:28:33 AM