2/10/2025, 11:46:19 AM
星に願い事をしているのはひとりじゃない。
きっと世界中どこかしらで毎晩願い事を聞かされてる。
それでも飽きることなく聞いてくれる星は隣にいるあなたの何倍も優しく美しい。
2/8/2025, 10:04:58 AM
遠くに行っているのは貴方なのか、
それとも私が後ずさりしてしまっているからなのか
どちらにせよ、この距離を埋めるにはまたしばらく時間がかかるのだろう。
2/7/2025, 11:28:46 AM
実はあなたを殺したいほど愛してます。
『誰も知らない秘密』
2/6/2025, 11:47:30 AM
窓を開けると冷たい空気が肌を撫でる。
まだ空は東雲色と群青色のグラデーションがかかっていて所々で波の音が聞こえる。
寝巻きのまま上着を適当に着て砂浜に行った。
汚れることも気にせず座って地平線を眺める。
私はこの瞬間のために呼吸をしている。
『静かな夜明け』
2/4/2025, 1:29:10 PM
初デートで花束を送った。
枯れてしまうのが勿体ないと彼女は言う。
枯れたらまた買ってあげる、これから先ずっと。
そう言ったのももう何十年も昔の話だ。
「なんでおじいちゃんはお花をかうの?」
彼女の遺影の前に花を飾っていると孫に聞かれる。
「惚れた弱みってやつだよ」
【永遠の花束】