1/22/2025, 10:16:41 AM
あなたへの贈り物は何にしよう?
名前も顔も分からない画面の向こうの人達はいつも言葉を紡いでる。
インターネットという無限に広がるコミュニティを経て今日も私たちは繋がっている。
人のものを羨むこともあり、憎く思うこともあり、誰かを傷つけてしまうこともあるだろう。
それでも皆、言葉を紡いで人と繋がるのを辞めない。
今度は私が繋げなきゃ。
画面に手を伸ばして今日も今日とてあなたへの言葉の贈り物を作成する。
これを読んでいるあなたへの贈り物を。
1/21/2025, 11:17:34 AM
羅針盤が狂った。
どうやら僕たちはここまでらしい。
ここがどこかも分からない。
ただひたすら羅針盤の針を目印に歩いていたがもはや食料も尽き、あとは残りの体力がどれだけ持つかのみになった。
ゆっくりと、だが確実にすぐ側まで近づいてる死に恐怖を感じる力も残ってない。
乾いた床に倒れる。
隣に同じように君が横たわった。
「ごめん」
乾いた口から振り絞るように彼が言う。
声を出したかった。
謝らないでくれ、僕は君と一緒に旅をしたかっただけだ。
着いてきた僕のせいだ。
そう言いたかったのにもう力が出ない。
最後に振り絞って声を出す。
「君を1人で逝かせなくてよかった」
返事が聞こえない。
愛する友よ、もうすぐそっちに行くよ。
まだ暖かい彼の手を握って目を閉じた。
1/20/2025, 12:06:15 PM
明日に向かって歩く、でも
足が動かない。
心のどこかで明日がくることを恐怖と感じているんだ。
寝て起きたら明日なんてすぐ来る。
それさえも拒むように体が睡眠に入らない。
『明日を迎えたい、早く来て欲しい』
泪をも浮かべながら外に出た。
先走ってしまってるのは自分でも理解出来てる。
でも待てない。
寝巻きのまま自転車に飛び乗りただひたすら東へ向かう。
怖がる心を奮い立たせるように、明日を迎えに行こう。