りらるらり 小六

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11/20/2023, 2:38:02 PM

宝物は、何処にあるのでしょうか。
人が死ぬこの残酷な世界に、宝物なんてあるのでしょうか。

宝物なんて、探しても見つからないさ。
自分がどん底に落ちて、自分を見つめ直した時、その時に手元にあるものが自分だけの宝物なんだよ。
そこでやっとその事に気づくんだ。

だから、探すのをやめて、自分を見つめ直してごらん。


ほらね。宝物なんて、手元に溢れるほどあるじゃないか。

                     『宝物』

11/3/2023, 12:55:04 AM

微睡みの記憶の底を思い出してごらん。

儚く散る星に願いを込めて。

暗がりの中で青空を探して。

心の奥は何が光っているのかな。

そうして思い出したのは遠い昔の記憶。

あの頃に戻りたいね。

あぁ、あなたもかい?

奇遇だね。

これもまた縁なのだから、一緒に過去へ行かないかい?

                『眠りにつく前に』

10/28/2023, 2:38:21 PM

こんな暗いところで、寂しかったねぇ。

正しい人生という暗がりの中で、愛なんてを見つからないさ。
正しさに囚われなくていいんだよ。
少しひねくれてた方が、愛されるだろうから。

私もひねくれてるけど、きっと、こっちの方が人生楽しいよ。

                 『暗がりの中で』

10/27/2023, 2:26:36 PM

紅茶の香りに誘われて。

その香りを追いかけて歩いていると、森の中に入りました。

森を数分歩いていると、小さな料理店があり、
そこから気品に満ちた甘い香りが漂ってきました。
その紅茶の香りに惹かれて、私はその料理店に入りました。
「ご注文はお決まりでしょうか。」
「紅茶はありますか。」
「ありますよ。紅茶ですね。」

「お客様、こちら、紅茶です。」
そう言われて出された紅茶は、上品な香りを放っていました。

一口。

その紅茶は驚く程に美味しかったのです。現実を感じない程に美味しく、上品な紅茶でした。

「ここはイーハトーヴか何処かですか。」
「いいえ、ここは貴方の住む、現実世界ですよ。」

                  『紅茶の香り』

10/26/2023, 11:09:17 AM

愛言葉というのは造語でしょうか。

愛を伝える言葉だとしたら、愛してるや、大好き、などが思いつきます。
合言葉をかけているとしたら、もう少し、日常に隠れているものでは無いでしょうか。

ありがとう、どういたしまして。
いただきます、ごちそうさま。
おかえり、ただいま。

当たり前だと思って、忘れがちになってしまう言葉達。

そんな言葉達を、愛言葉と呼ぶのでしょうか。

                     『愛言葉』

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