1/16/2023, 11:20:16 AM
私の知る一番高い場所
ここからの見晴らしはとても綺麗だ
風が頬を撫で
制服を靡かせ
髪を揺らす
ここは全てが視える
何度もここに立った
何度も風を感じた
移ろう季節と記憶
無敵のまま私は終わりたい
泣かず美しく私は散るの
1/15/2023, 11:32:37 PM
「久しぶり」
そう言って笑う君は
やっぱり透き通るように白くて
夏が似合った
灰に染まっていた僕の視界は
一気に青色に移り変わる
「会いたかった」
そう言って触れた手は
水に変わり僕の手だけが空に残った
目が覚めて絶望する
必要な人が消え、意味のない人が残る
「僕を連れて行けよ」
1/13/2023, 10:45:57 AM
望まれて生まれたはずなのに
そう信じていたのに
それは勘違いだったようで
多くの牙が私を裂き
多くの刃が私を貫く
見えないだろうけど
私は多くを抱え、血塗れなの
嫌いなら放っておいてよ
見たくないなら見ないでよ
私を居場所を間違えた空気にしてよ
目を瞑り妄想する
それは幸せな私の幻想
1/12/2023, 11:55:36 PM
いなくなったはずの君が
なぜか今、目の前にいる
消えたはずの
笑顔が 声が 仕草が
僕の心を満たす
君に触れてみても同じ体温だ
いるじゃないか
ずっとここにいたい
こうしてこのまま眠ってしまいたい
1/11/2023, 11:27:27 AM
いつも握っていた小さな手は
どこへ行ったんだろう
一人でも幸せに暮らしているだろうか
手の感覚が無くなったことを実感したとき
初めて寒さを知ったんだ
君が寒いと言っていたことを
やっと理解ができた
冬なんて関係なく夏でも寒い
これは何?
ずっとずっと凍えそうだよ
あの温かい手にもう一度触れたいよ