隣に居て、唯一で、触れられる距離で。
幼い頃からの変わらぬ関係。
自分の気持に嘘をついて、
「それは違う」って言い聞かせる。
無くならないで、消したくないから。
君の普通が僕であるように、保つんだ。
絶対に伝えない、僕の当たり前は。
この関係が距離が最高地点。
ー私の当たり前
拝啓、僕に命を宿したあなたへ。
僕はあなたの想いを全うできていますでしょうか?
想い描いた人間として生きていますでしょうか?
僕の身体がどうして温かいのか
未だ理解ができません。
この感情、思考の性格、
これは間違いではないでしょうか。
”普通”ではないとされて、異端と言われる。
あなたが恋したのは誰でしたか。
僕は、彼を愛してもいいのでしょうか。
あなたにしか、聞けない。
_神様へ
一緒の教室、一緒の授業
昼も部活も下校だって一緒
全部全部、お前と一緒
全部、同じなんだよ
こんなにも近くて遠い
1日の時間を共有してるのに
その”一線”はどうしても超えられないんだな
あと1年
きっと変わらない
脆い糸が切れないように笑っていよう
_言葉にできない
目が覚めたら隣に君はいなかった
散歩にでも出たのだろうと疑わなかった
お昼になっても帰ってこない
今日は外食の気分なのだろうとコンビニに歩いた
夜になっても私は一人だった
何かのサプライズ?
プレゼントを持って帰ってくるのだろうか?
少し心を弾ませ、一人夜の時間を過ごす
友人のストーリー
テーブルに転がる
見覚えのあるブレスレット
ああ、そういえば今日はエイプリルフールだ
_エイプリルフール
今日は綺麗な花を見つけた
昨日は輝く星を見つけた
世の中の目に映るものは全てが美しい
「いいな、いいな」と物欲しげに見る
僕はどうしてあんな風に輝けないのだろう
磨いても擦り減っていくだけの砂のよう
ああ、今日もまた君は僕に笑いかけるんだ
君には何が見えているの
_ないものねだり