星音

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12/9/2025, 12:36:24 AM

【雪原の先へ】

まだ誰の足跡もついていない真っ白な雪原に、ザクザクと足を突っ込み、ひたすらに進んでいく。指先は真っ赤になり悴み、足は冷たいを通り越して感覚がない。冷気で顔が痛い、鼻も恐らく赤くなっているだろう。
それでも、私は歩き続ける。
この先に、きっと何かがあるはずだ。
そう、信じて。

11/18/2025, 10:33:49 PM


【記憶のランタン】

「これの中に記憶(思い出)をいれて、満パンになると光るよ」
そう言って手渡されたのは、茶色くて中くらいのランタンだった。

私が、そのランタンを不思議そうにみていると、渡してきた人物は、
「ただし、特別な思い出、残して置きたい事を選ぶんだ。でないと、その中に入らなかった物は、君の記憶にも残らなくなってしまうから。」と注意を促してきた。

「解った!」

私は、そうを返事するとランタンを抱えて家へと帰った。
そして自分の部屋で椅子に座り、机の上に置いたランタンを見つめながら、何を入れようかと考える。

「大切な思い出かぁ…。」

あれもこれも入れたい事が多すぎる。
でも、
「これから先も大切な思い出は出てくるだろうし、まずは一つだけ。」

私はそう言って、思い付く中で一番美しい思い出を浮かべた。

すると、ランタンが一瞬だけぼんやりと光りを放った。
「おぉ!すごい!なるほど、こうなるのか。」

しかし、思い浮かべただけで、入ってしまうのは少し困る。
そこで、私は、ランタンは見えない場所にしまっておき、特別な思い出が出来たら取り出して入れるにした。


それから何十年も経ち、徐々にランタンはいっぱいになりつつあるが、未だに満パンにはなっていない。


一次創作

11/17/2025, 4:40:43 AM


【君を照らす月】

真っ暗な空に浮かぶ月が、銀色の光を静かに放って君を照らしている。
そんな風景を背に微笑む彼女は、まるで降りてきた月の女神のようだ。
そんな事を言ったら、笑われてしまうかもしれないけど、そう思わずにはいられない。
それほどまでに、月に照らされる君は美しく、いつか帰ってしまうのではないかと、怖くもなる。
お願いだから、どうか彼女を連れて行かないで。




一次創作

10/28/2025, 2:48:52 AM


【消えない焔】

心の中にある一本の蝋燭。
その蝋燭に灯っている焔は、メラメラと燃え続けている。
この焔の、源はアイツの笑顔だ。アイツを守りたい。
笑顔を見ていたい。
その気持ちだけが、焔を灯し続けている。
アイツがいる限り、俺は俺らしく居られるんだ。
だから、どうか。どうかずっと俺の隣で笑っていてほしい。

創作

10/24/2025, 3:33:54 AM

無人島に行くならば…、か。
映画とかでよく見る無人島…。
そうだなぁ。スマホは持っていく。電波が繋がるかは解らないけれど、繋がれば助けを呼べるし多少の暇つぶしも出来るし、調べられる。
後は、食料?甘いものだろうか。
なんて想像をしてみるけど、無人島なんて行きたくはない。

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