星音

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10/16/2025, 3:55:29 AM

「ねぇ!愛から恋を引いたら、何になると思う?」
突然、なんの脈絡もなくそう訪ねてきたのは、友達の美月だった。
何とも哲学的で難しい質問に、私は「うーん」と頭を捻る。
愛は相手を思いやる気持ち。恋は下心ある好意で、自分の気持ち。
だとすると。

「情…かな?」
「正解!さすが杏奈!」
「ありがと。でもさ、何で急に、そんな事聞いていたの?」
私が質問を返すと、美月は狼狽え、目を泳がせる。
(これは何かあるな)
そう思った私は、美月に根掘り葉掘り聞き出した。
どうやら、最近、好きな人が出来たらしい。
だから、恋について理解を深めておけば、きっと役立つと思ったのだとか。
なんともいじらしい美月。でも、そういう事なら大歓迎だ! そういうわけで、それからは大いに恋愛トークに盛り上がった。

一次創作 愛ー恋=?

10/11/2025, 3:45:08 AM

小さい頃、貴方は私に黄色のコスモスを一輪くれたよね。
ちょっと照れくさそうにしながら。
当時の貴方が、その花言葉の意味を知っていたかは分からないけれど、私は、あの時凄く驚いたよ。
だって⋯。
「黄色のコスモスの花言葉は、幼い恋心なんだよ。」
「っ!」
「その花言葉、知ってた?」
「し、知るわけねーだろ!」
私が訊ねると、貴方は慌てて否定する。
けれども、顔は耳まで真っ赤で嘘をついているのが丸わかりだ。
こんな貴方を見たら、嬉しくなってしまうのは仕方がない事だよね。
まさか、貴方が花言葉の事を知ってたなんて思わなかったから。

創作/一輪のコスモス

9/29/2025, 9:04:32 AM

永遠なんて、ないけれど⋯。
それでも、私は自分の命がある限り貴方と共に居たい。貴方といる、この幸せが永遠(とわ)に続く事を願わずにいられない。
だから、せめて終わりが来るその時までは貴方の側に居させてください。
そんな思いを込めて、セリスは隣に座っているイアンにそっと口づけをした。

「!どうした?」

突然、キスをしてきたセリスを不思議そうに見つめるイアン。

「なんとなく。」
「そうか」
そう言って、イアンは柔らかく微笑んだ。
「セリス」
「はい?」
「愛してる」
「私も。愛してるよ。イアン」

そんな言葉を交わし、二人はまた口づけを交した。

一次創作 魔法王国シリーズ

9/22/2025, 3:05:38 AM

我が家の愛犬は、4年前に虹の架け橋を渡って行ってしまった。
今日は、何回目かの月命日。
そんな日にこんな、お題が来るとは、ちょっとビックリ。

愛犬は虹の梺で、他の歴代ペット達と元気にやっているんだろうか。
それとも、そこには居ないのか。
我が家では、愛犬が亡くなってから不思議な物置がする時がある。
イタズラっ子だった愛犬のことだから、多分彼の仕業なんだろう。
そう思えば、ポルターガイストらしき現象も怖くはない。
だから、ごめんね。
もし違ったとしてもそういうことにしておいて。
「仕方ないなぁ。」
なんて言いながら見守ってくれていたら良いな。

9/19/2025, 2:47:03 AM

ある日。二人リビングでお茶を飲んでいると、突然
「もしも、世界が終わるならどうする?なにをする?」と、彼に問いかけられた。
急に何を言い出すのかと思いつつ、私は「⋯そうね⋯。何もしないかも知れない。でも、最後の最後まで、出来るなら貴方と一緒に居たいな」と頬を赤く染め照れながら答えた。
すると、彼はくしゃりと笑って、嬉しそうに
「僕もだよ。」と言った。

一次創作/もしも世界が終わるなら



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