ふうせん

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2/13/2024, 2:38:50 PM

私には貴方の隣に並んで立つ資格がない。

でも、
貴方と同じステージに立てるように頑張るから

そこで待ってて。


「待ってて」

2/5/2024, 2:02:30 PM

ずっと昔から貴方が大好き。
太陽みたいな笑顔も部活中の真剣な顔も
全部が大好き。

大好き、だった。

あの子と手を繋いで、頬を赤らめて話す貴方を見て
怖くなった。その顔を、私の隣でしてほしかった。

私は昔から行動が遅かった。
そんな私を鈍感だと言って笑う貴方を見て満足していた。

今回もまた遅かった。

辛くて痛くて。そして、それでも好き。

後悔で溢れた想いは涙となり、雨に変わる。

きっと貴方は愛するあの子と同じ傘に入りながらこう言うでしょ?


『鬱陶しい雨』





「溢れる気持ち」

2/4/2024, 9:36:22 AM

1000年先も。なんて存在しない。
だって死ぬのだから。せいぜい100年だ。

でももし、転生というものがあれば
1000年先は存在するかもしれない。

もう一度、1000年後に生まれれば。
もう一度、貴方に出会えたら。

1000年先、地球は今とまったく違うものになっているだろう。

それでも、この思いが続くのなら


1000年先も貴方を愛します




「1000年先も」

2/2/2024, 4:08:40 PM

今日、私は死んだ。病死だ。
発見した時にはもう手遅れだった。

病院生活は意外と楽しかった。
違う病室の子と沢山のことを話した。

でもやっぱり、もう少しだけ
貴方と一緒にいたかった。貴方と生きていたかった。

彼の幸せを願いたいのに、私を忘れてほしくない。
彼の幸せが私であって欲しいと思ってしまう。

ある春の日。
静まり返った病院の一室でピーと音が響いた。

机の上には
彼に宛てた手紙と勿忘草。



「勿忘草」

2/1/2024, 10:39:35 AM

小さい頃、公園でよく遊んでいたブランコ。

怖いもの知らずの子供の時は思い切り漕いで、高くなった頃に飛び降りたりしていた。

あの頃の無邪気な笑顔は何処へ置いてきてしまったのだろう。


ふと、懐かしくなり帰りに公園のブランコに寄ってみる。

ブランコの楽しさを思い出すことは出来ず、
代わりに目の前で遊び回る子供を微笑ましく思った。

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