ずっと昔から貴方が大好き。
太陽みたいな笑顔も部活中の真剣な顔も
全部が大好き。
大好き、だった。
あの子と手を繋いで、頬を赤らめて話す貴方を見て
怖くなった。その顔を、私の隣でしてほしかった。
私は昔から行動が遅かった。
そんな私を鈍感だと言って笑う貴方を見て満足していた。
今回もまた遅かった。
辛くて痛くて。そして、それでも好き。
後悔で溢れた想いは涙となり、雨に変わる。
きっと貴方は愛するあの子と同じ傘に入りながらこう言うでしょ?
『鬱陶しい雨』
「溢れる気持ち」
2/5/2024, 2:02:30 PM