らくは

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6/28/2024, 10:47:43 AM

あまりにも夏が大好きな人が、「夏至が過ぎると、もうこれから日の長さは短くなっていくのか、と思ってとても悲しくなる」と言ったという。その話を聞いた自分は、「なにいってんだ、夏至って6月じゃないか、クソ暑くなるのはこれからだぞ」と思ったが、なぜかその話は頭にこびりついて、毎年夏至の頃に思い出す。本当に夏が好きなんだな、と思う。その人のことが、なんとなく、少し羨ましくなる。

6/27/2024, 12:49:41 PM

ここではないどこかに行きたい、という気持ちは常にある。どこか、誰も私を知らない土地をひとりで旅してみたい。できれば徒歩で。電車や飛行機に乗るのはあまり好きじゃない。でも船に乗るのは仕方ない、海の上は歩けないから。旅の目的はなんだろう。ひとりになりたい、だけかもしれない。

6/24/2024, 10:21:47 AM

子供の頃は「将来」というものがあった。それが、子供の頃と今のいちばんの違いのような気がする。「将来」は漠然としてぜんぜん見通せないのに、「将来のために」という理由でいろんな努力を強いられた。特に受験勉強は、「将来のために」という名目のもとに無限の努力を求めてきた。自分が大人になった未来なんてちっとも想像できないのに、「いま頑張らないと、将来自分が困るんだぞ」なんて脅されると不安でしょうがないし、「頑張れば将来のためになるんだ」と信じれば前向きに努力できた。30代後半になった今は、将来のために頑張ろうとは思えない。将来がだいだい見通せてしまったからだ。それが、大人になったということだろうか。

6/21/2024, 10:33:22 AM

好きな色をひとつ決めろと言われたら、難しいけど「緑」と答える。青や水色も好きだけど、カーテンやマットといった面積の広いものを買うときは、いつも緑色を選びがちだ。木漏れ日の透ける新緑のような、透明感のある明るい緑色がいちばん好きだ。

6/20/2024, 1:25:31 PM

「あなたがいたから」が今日のテーマだ。自分は中学生や高校生の頃、「彼氏が欲しい」とか「将来は結婚をしたい」と思ったことはなかった。なんとなく「自分は一生独身で自由に生きていくんだろうな」と思っていたし、それがいいと思っていた。もともと、寂しさを感じるセンサーが壊れているような人間で、ひとりでいるのが自分にとって自然な状態だったからだ。それがなぜか、高校2年の冬に同級生に告白し、そのまま大学時代も付き合い続け、社会人になって結婚し、1児の母になっている。まさか自分に、トイレトレーニング中の2歳児がトイレでウンチするのを「がんばれがんばれ」と応援する日が来ようとは思わなかった。もしも高校生のときに彼に出逢わなければ、きっと今頃の自分は、マイペースで悠々自適な独身生活を送っていたに違いない。

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