水無月はじめ

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4/23/2026, 10:37:02 AM

『今日の心模様』

霧の中
舟を漕ぐ
うつらうつらと
夢と現実の狭間へ

そこにあったのは
気の抜けた炭酸のような
心持ちの僕

徐々に霧が晴れる
幻を見た
君の着物の柄を見た

また霧が濃くなってくる
霞む視界と引き換えに
意識がはっきりしていった

気づけば少し涼しく
くしゃみが一つ

少々心が晴れたようだ
君の笑顔が見れたのだから

今日はそれで良しとしよう

4/22/2026, 11:12:01 PM

『たとえ間違いだったとしても』

人の道を歩く僕
道は平坦だが
色の無い世界

君が手を引いてくれたならば
両脇の道を歩けるだろうか
新緑が広がり
小さな花の咲く
鮮やかな世界を

あちこちから枝が伸び
歩くと小さな傷がつく

しかし
その痛みのおかげで
僕は今
心を律することができている

白と黒にはサヨナラだ
見せてくれた景色のなかを
ただひたすら進んでいこう

4/21/2026, 10:32:02 AM

『雫』

庭のツツジを眺めていた
紅白の花が賑やかだ

ツツジを摘んで
花の付け根の雫を吸う
子供の頃によくしてた

いつからしなくなったのか
摘まれる花を
可哀想に思ったのか

たくさんの悲しみに触れてきた僕は
ツツジすら哀れむようになった

花にも涙を注ぐとは
昔の人の言葉が頭をよぎる

春の陽気も
やや夏の気配を帯びてきた

そろそろ暑さに備えなければ

日に焼け始めた
ツツジの花の
その行く末を想っている

4/20/2026, 11:04:17 AM

『何もいらない』

何も見たくない
聞きたくない
書きたくもない

そう思い
ペンも置いた

なのに僕は今
月を見ながら
頭の中で歌を詠んでいる

誰も聞いていない
大したものでもない
小さな小さな言葉が零れる

空中を指でなぞる
今ペンは持っていない
これは覚えておかねばならない

そうした思いが去来した

早々に家に帰ろう

何もいらないと言った僕に
サヨナラを
ペンを走らせているであろう
明日の僕に挨拶を

月に微笑み
踵を返す

明日の朝は冷え込みそうだ

4/19/2026, 10:44:36 AM

『もしも未来を見れるなら』

もし先が見通せるなら
きっと十年後の手紙は
意味が無い

でも先を見通せる力は
今この瞬間を
生きる術は見せないだろう

それがきっと
人らしさを作る

今歩む道が
獣道でも轍でも
一歩一歩進みたい

そうすれは
見えてしまった未来を
変えることができるだろう

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