水無月はじめ

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『雫』

庭のツツジを眺めていた
紅白の花が賑やかだ

ツツジを摘んで
花の付け根の雫を吸う
子供の頃によくしてた

いつからしなくなったのか
摘まれる花を
可哀想に思ったのか

たくさんの悲しみに触れてきた僕は
ツツジすら哀れむようになった

花にも涙を注ぐとは
昔の人の言葉が頭をよぎる

春の陽気も
やや夏の気配を帯びてきた

そろそろ暑さに備えなければ

日に焼け始めた
ツツジの花の
その行く末を想っている

4/21/2026, 10:32:02 AM