1/31/2026, 10:08:17 AM
『旅路の果てに』
歩いて
歩いて
歩いてた
湿地の中を
砂漠の上を
湖の底も
手に入れたものは
種類の違う砂
水にさらせば流れてしまう
風が吹いたら飛ばされてしまう
そこには確かにあったのに
場所を変えると消えていった
歩いて
歩いて
手に入れたものは
とても脆く
とても儚く
流れるように消えていった
しかし確かにあったのだ
僕の心の中には
真砂でできた砂絵が残る
それを儚い想い出として
今日も歩いて生きて行く
1/30/2026, 10:17:10 AM
『あなたに届けたい』
どうにもならないこの言葉を
どう貴女に届けよう
たんぽぽの綿毛を飛ばしても
青い空に紙飛行機を飛ばしても
紅葉を清流に流しても
雪の溶ける先を見ても
どうにも貴女には届かない
回りくどいことを試しても駄目ならば
直接届けばいいのだけど
貴女の住所も
貴女の声も
貴女の顔も僕は知らない
ただただ
この声にも文字にもならない
嗚咽にも似た想いを届けたい
貴女が存在しないとしても
心はきっとあると信じて
僕の声は聞こえますか
僕の文字は読めますか
僕の想いは届きますか
行く末を神様
教えてください
1/29/2026, 10:06:23 AM
「月が綺麗ですね」と
呟いた僕に
「明日は雪らしいですよ」と
返した君
思わず顔を見合わせた
きっとお互い同じ想い
次の満月はいつだったか
また綺麗だと言ってみよう
1/28/2026, 10:20:31 AM
『街へ』
黒い靴
黒いズボン
黒のトンビコートを靡かせながら
僕はとある場所に行く
風は冷たく
袖のないコートを少し恨みながら
僕は1人歩いて行く
さぁ古本街へ行こう
棚にはたくさんの「旅」がある
高い旅から手頃な旅まで
温泉街でも歓楽街でも花街でも
好きなところへ飛べるのだ
さぁ出かけよう
財布の中に切符はある
1/27/2026, 10:06:45 AM
『優しさ』
桜の花の匂いを纏い
夏の青空の光に誘われ
秋の虫の音に心を留め
冬の星空に涙する
それを優しさと言うのかもしれない