水無月はじめ

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1/23/2026, 10:16:53 AM

『こんな夢をみた』

夢か現実かわからないと言うが

私の夢にも当てはまって

キッチンの食品棚にポテチがあったから
後で食べようと思って見に行ったら
ポテチなんてなくて

そんな夢ばかりでいいと言うのに

なんで君はそんなに鮮明に出てくるのか

出てこないでいい
出てこないでいい

気落ちの具合がポテチどころじゃない

起きて確認できて安堵するような
そんな安い夢でいいのだ。

1/22/2026, 10:36:19 AM

『タイムマシーン』

アポロを口ずさみながら
ぼーっと青いロボットの出てくるアニメを観ていた

ただ子供の頃には純粋に観ていた
出てくる道具に心が弾んでいた

未来に行けたら?何をしよう?
過去に行けたら?誰と会おう?

ただそれが眩しくて
想像するのが楽しかった

いつからだったろう

冷めた心が生まれたのは

「あんなのは出来ない」
「こんな事は起きない」

そうやっているうちに
子供の心など消えていった

今はアポロを口ずさむのが精一杯で
おそらく宇宙にすら行けないのだろう。

1/21/2026, 10:31:47 AM

『特別な夜』

毎日が特別
なんてことは思わないけど

大好きな本
大好きなワイン
大好きな君の声

笑い合えればそれで良かった

君のいなくなった日も
呑気にビール傾けてたな。

今も私は静かに
電気ブランを飲みながら

特別な夜を待っている。

                 水無月はじめ

1/20/2026, 10:08:54 AM

『海の底』

そこは暗い?

陽も届かず
深く潜れば潜るほど
死の気配が濃くなっていく。
生の気配は薄まっていく。

そこは明るい?

色とりどりの珊瑚が
生きた証を残すために
遠浅の海で咲いている。

そこは温かい?

地下から湧く熱水の温かさ。
そのまわりに息づく生の鼓動

そこは冷たい?

氷に覆われ陽など届かず
ただひたすらに濃紺の世界。
稀に降りてくるはブライニクル

さて

君のいる海はどこにあるんだい?

1/19/2026, 10:36:05 AM

『君に会いたくて』

「君に会いたい」などと
ある種の呪詛を思う。

会えなくなって10年だろうか?15年だろうか?
ひょっとしたらたかだか5年かもしれない。

だんだんと朧げになっていく記憶は
夢を思い出そうとすればするほど
彼方へ消えていくようなもので。

しかし夢になど出てくれるな。
起きて瞬間悪夢に変わる。

どうせならば忘れてしまえと
願ったこともある。

しかし人は
悲しいかな記憶する生き物で。

忘れようとすればするほど
むしろ鮮明に映ったりする。

どんな喧騒に身を置いても
それはカクテルパーティ効果の如く。

あぁ、いつになったら忘れるのか
さぁ、いつになったら思い出すのか。

今日も温い空気揺蕩うカフェで
私は記憶の海に潜るのだ。

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