※夏草
夏は本当に草がぐんぐん伸びるよねぇ
我が家の庭は半分畑と化してるから大変ですよ
それはそれとして本日
家中の拭き掃除をしまくったので
背中の筋肉がビッキビキです
とても楽しかったのです!
※ここにある
「これが我が家に取り付けた最新鋭の光学迷彩だぞ!」
自慢げに父が家を指さしながら笑った。
「まずキーロックと解除の仕方を説明してもらうぞ!」
父は業者さんに丁寧に頭を下げた。
そして家族全員で説明を受けた後、何度かお試しをして……数日後。
虹彩認証システムに慣れている我が一家は、父以外全員が光学迷彩の鍵を忘れて出かけた。
帰宅して見つからない家を探し、物理的にはあるので触って見つけたものの、今度は光学迷彩認証機器がどこの辺りにあるのかが検討もつかない。
いや、思い当たる場所辺りで認証の動作をしても反応が無かった、というのが正しい。
確かに「ここに家はある」のに帰宅困難者。笑えない。
「ああー。光学迷彩してる時は虹彩認証が動かないって説明してただろ?父さん帰宅まで2時間かかるから、どっか外食でもして時間潰しててくれ」
やっと父に連絡が付いた時の落胆は……今でも忘れられない。
※素足のままで
あ、今日は体力的に限界みたいだ
文章思いつかないわ
この灼熱日に素足のままで歩いたら
きっと火傷しますよ やめときましょうね
※もう一歩だけ、
格闘ゲームに問わずアクションゲーム全般に言えることだが、操作には慣れと経験、そして毎日の反復練習が必要だ。
目指しているのはプロゲーマー。
「仕事」としてゲームをするために、日々鍛錬に勤しんでいたある日。
大会で優勝して声を掛けられ、面接もクリアして、いざ所属ゲーマーと対戦し、見事勝利を収めた。
だが、面接官に一言呟かれた。
「うーん、もう一歩、ほしいかな?」
毎日の鍛錬にはトレーニングやNPC対戦だけでなくネット対戦、いわゆるPvPも含まれている。
今回の対戦も魅せる、勝利する、という点はクリア出来ていたはずだ。
他のもう一歩だと?
軽く言ってくれる、と俺の心はささくれ立った。
※見知らぬ街
私が入り込んだ街は「書く習慣」という名前らしい。
毎日19時から住民に向けてお題が出され、それに準じた文章を展示するそうだ。
そして5秒、読者となった住人の視線を奪えば、ハートという独自貨幣が貰えるらしい。
それって結構簡単では?と思った私は、とりあえず今日のお題を提出した。速読でもしていなければ5秒は必須の文章。
だがハート配布時間に落胆することとなる。
3個だった。たったの……3個。
なにがいけなかった?私にはわからず、他作品に視線を走らせる。長文もあるが短文もかなりあった。
その中で驚愕の作品を見つけた。
絶対読むのに5秒も必要ないその作品の末尾には、こう書かれていた。
『昨日は20ハートありがとうございました!』
──────と。