7/21/2025, 1:26:39 PM
※星を追いかけて
望遠鏡と呼ばれる物を献上された時には、既に星を用いた占術は廃れつつあった。
されど星は人々を魅了する。
夜道明かりに、美しき天の川に、強き輝きに。
それらをより間近で見れるとなれば、自然と望遠鏡も流行りだした。
人々は毎夜、望遠鏡を覗く。
その手に届かぬ星の輝きを追い求めて。
7/20/2025, 11:28:31 AM
※今を生きる
なので選挙速報を見ておるよ
7/19/2025, 10:31:50 AM
※飛べ
あの飛行機のように飛べと言われた。
勿論比喩だと分かっているが、その規模のでかさに俺は慄く。
国際線から見える飛行機――つまり、世界中を見て回れという意味で間違いないだろう。
まだ入社三年目の若造だ。大学で伸ばした高い鼻をボキリとへし折られ、社会人勉強中の身。
将来を期待してくれているのか、脅しているのか……。
上司の言葉の真意が分からない小鳥の俺は、持っていた野菜ジュースを一口飲んでから、すまし声で言った。
「まず飛ぶ練習で、ニューヨークですか」
上司は何も言わず、少し笑うとコーヒーをすすった。
7/18/2025, 10:19:11 AM
※special day
うん、考えるのが辛くなってきたので今回スルー
7/17/2025, 10:40:47 AM
※揺れる木陰
あまり狩果が良くないな。
彼は身を潜めつつ、目をつけていた木の根元まで移動することにした。こういう時は陰鬱な気分を変える為にも休憩するが吉だろう。
この辺りは人喰い鷹の縄張りだ。彼は木々の隙間を確認しつつ目的の休憩地を目指した。
周囲の警戒をしつつも針葉樹の木陰で休んでいる時。
ばさぁ!と大きな羽音と、木陰から飛び出してゆく大きな鳥の影が彼を刺激した。
驚いた彼が立ち上がった時には既に視界に鳥の姿は見えず、ただ木陰がゆらゆらと揺れていた。