12/10/2023, 1:31:59 AM
今でも思い出すんだ。
いつも、味方でいてくれた君のことを。
弱虫だった、僕の手を引いてくれたことを。
ねえ、またあの時みたいに僕の手を繋いで「心配するな」って笑ってよ。「馬鹿野郎」って叱ってよ。
君が居ないと、僕はどちらに進めばいいかさえ、分からないんだ。
『手を繋いで』
12/8/2023, 9:59:15 AM
「部屋の片隅って、溜まりやすいんですよね。
え?何の話をしているのか、ですか。
……さあ、一体何の話なのでしょうね」
そう言って綺麗な顔をした男は、妖しく微笑んだ。
『部屋の片隅で』