nil

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2/28/2023, 11:00:00 AM

実家の柄が悪いと困る
酒と煙草の匂いがないと
どうも落ち着けなくなってしまうのだ

2/26/2023, 2:19:12 AM

餓鬼には呆戯く権利もねえで、
病んぢまいそうなゆめうつつ

2/25/2023, 2:27:45 AM

ただ既に過ぎた惨状に耳を傾ける

傷を嘗め合い生きるような
瀬戸際の今日で話をしていた

誰が許さぬ逢瀬だろうか

明くる日君は首を吊った
ベランダの柵に紐を通して、
飛び降りるように発ったらしい

ただ残った無力は容赦もせずに
この命の影響力を知らしめた

何もできなかった小さなこの身と
この身を生かす小さな命

《小さな命》




彼女は結局柵ごと落ちて
3m下の木々に救われ生きていた

2/24/2023, 9:38:47 AM

雨の降る日は畳に伏して
この世の循環とは何たるかを
ただただこの身に刻み込む

2/22/2023, 7:15:31 AM

その双眸越しに、己の過去を見ている。


まるでわたしが水子に成り損なったのを、

見抜かれているような、
指摘されているような、

酷く懐かしく、心が騒がしくなるその瞳に

逃れるように、口を開いた。

これは零からの、0からの、nilからの、
無に成る筈だったわたしからの、

音のない






り。





《0からの》

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