友達#8
これを読んでいるそこのあなたへ。
"友達"ってどんな印象ですか。
私は関係をあらわす上で便利な言葉だと思います。
例えば私が好きな人が"僕たちって友達だよな"と言ってきたとしましょう。
人それぞれ受け取りかたは違いますが、私はこう思います。
この人とは友達以上の関係にはなれないかな
と。
"友達"って言葉は便利だけど、私はちょっと怖いなって思うこともあるよ。
秋晴れ#7
一瞬の秋と白くなる息。
夏が終わって秋の香りがする早朝。
私が好きな季節になりつつある日常。
見上げる空は高くて、気温は徐々に低くなって秋晴れの空から冬空へと巡っていく。
寒がりな私は息が白くなるたびに秋への後悔を残している気がするよ。
至福の秋は一瞬で終わってしまう。
アパレルショップは冬の装いをしてたけどね。
忘れたくても忘れられない#6
ある日、今日は星降りの夜
君の笑顔輝いてる
星の見える美しい空
今日はなぜか浴衣の君いつしか言っていた「いつか浴衣で星を見よう」ってね
あれから何年経ったのだろう
あの時の僕はいつも楽しくて浮かれていた
流れ星も流れるふたりの世界
ある日、今日は星降らぬ夜
いつだってそうだった
夏になれば無意識に空を見上げる星のない空
あの時の記憶忘れたくても忘れられないよ
あの時の君はいつも笑顔で僕も自然と笑顔になって
あの時の僕たちはいつも楽しくて
でもさ、ほら今の僕を見てよ流れ星なんて捕まえられない
流れ星は流れない独りの世界
あの時の僕たちはもう何処にもいないの
僕があの頃好きだったあの子は?ねぇ教えてよ
流れ星は?浴衣の君は?あの頃の星空
全て虚像の世界 僕の記憶は全て夢の中
やわらかな光#5
放課後の屋上は野球部の声とか、音楽室から聞こえる楽器の音で騒がしくも心地良い空間で
夕日のやわらかな光が私を照らして影になった。
いつみてもあの人には釣り合わないなと思う。でもあの人以外考えられないし考えたくない。
こんなにも想っているのに届いてないみたいで心のポストはおサボりさんだなと思う。ちゃんと働いてほしいよ。
毎日教室で顔を合わせているのに、チャンスはたくさんあるはずなのに大事なところで足踏みして踏み込めない。
だからこうして屋上まできて一人で反省会をするの。でも、その反省は明日に活かせずにまた一日が終わる。
私は毎日日記をつけるようになった。
心の中ではもう蓋をして置けないから。
でもゴミ箱にも捨てられなくて
いつまでもカバンの奥に押し込んで
夜になったらぼろぼろの船で後悔の海に航海しに行って迷ってそのまま眠るの。
もうそんな毎日が嫌で文字にして残ることにしたの。
ふぅちゃんは日記って素敵だねって言ってくれたけど中身は全然良くない弱いものの独り言。
亜紀は今日も敗北しましたよ。ふぅちゃんもいつかこんな気持ちを知るのかな?
ふぅちゃんの恋はうまくいくといいな。
鋭い眼差し#4
欠陥だらけのワタシはいつからか自分の名前すら忘れちゃった。名前なんて与えられたのかわからない。
ワタシが誰なのかココがどこなのか。
全部無くしてしまったみたいだ。
いじめられて嫌われて、なにもかも忘れてワタシには何も残っちゃいないよ。
鋭い眼差しの元に晒されたワタシの醜い姿。
何処かに捨ててきた優しさの心。
そもそもそんなものがあったのかすら今となっては怪しい。
ありがとうの意味、約束の大切さを教えてくれたあの人を探してまた雨の中を走り回っている。
ねぇどこに落ちてる?
7年経った今でもまだ思い出せない。
ワタシを家から追い出した男の人の鋭い眼差しを、
あんなに冷たい目ができるのかと驚いた記憶がある。
落としたもの、失ったもの何も覚えちゃいないよ
ワタシは一体なに?ねぇ教えてよ。
いつからかな他人が怖くて仕方なかった。
アザばかりの手足血だらけの包帯。
もう生きる価値を失ってるよ。
盗られて、捨てられて、ワタシはどうすればいい?
慰めてよ、優しくして、生きていいと言ってほしい。
アナタたちが盗ったワタシの記憶返して
無くしたもの、失ったもの何もかも返して
ワタシの存在を返してよ