子供のように#3
最近は新生活に慣れることに必死で過去を振り返ることなんてしてこなかったけれど、やっと落ち着いて来たので少し振り返ってみようと思います。
中学を卒業してから地元を離れて誰も私のことを知らないところにきました。
送り出してくれた両親には感謝しています。
子供のように甘えてばかりじゃだめだと思って離れた地元にもう帰りたくなっています。地元の空気が恋しいです。
春にここに来て6ヶ月、桜が散るのを見る暇もなく、夏になってアルバイトに課題、友達と遊ぶとかいろんな予定に埋もれる毎日でした。
やっと私の好きな季節になってきて新しい友だちもできました。ここに来たときは不安で夜も寝れなかったけれど最近はしっかりと寝れていて生活リズムも出来上がりました。
心配しないでね。年末はそっちで過ごしたいと思ってます。
最近寒くなってきたのでお互い風邪には気をつけて年末にまた元気な姿みせてください。 亜紀
放課後#2
16時30分
一日の終わりのチャイムが響いて放課後になった。
クラスメイトが帰り支度を始めていて、早い子はもう部活に行ったっぽい。
私も部活に行かなきゃな〜
「亜紀ちゃん部活いこーよ」
反応が返ってこない亜紀ちゃんの方に視線を向けたら中途半端に片手を上げて固まった姿がそこにあった。
この姿を見るのはこれで何回目なのだろうか。
そんなに様子伺うならバイバイってまた明日ねって言っちゃえばいいのになぁ~
うふふがんばれ~
なんでこんなに友達の恋愛って面白いんだろうな。
私も恋したりしたら亜紀ちゃんにからかわれちゃうのかな。
私が恋愛相談したらいい相談相手になってくれそう。
そういえば亜紀ちゃんまた部活の後輩ちゃんの恋愛相談も乗ったりしてるって言ってたな。
自分の恋も大変そうなのに後輩ちゃんの話も聞いてるなんて大変なんだろうな~
私もいつかそんな大変な側になるときが来るのかな。
そんな気持ちにさせる人は一体どんな人なのやら…
「おーい、ふぅちゃんどうしたのそんなボーっとして
ほら部活遅れちゃうよ〜」
「ちょっと置いてかないでよ~」
最近寒くなってきたし、恋人さん欲しいかもと思った部活前の夕暮れでした。
カーテン#1
外と部屋を遮断する一枚の布。
その布の先には色々な景色が広がっている。
雨が降っていたり、日が照っていたり、雪が降っていたり、さまざまな表情を見せてくれる。
社交性のない私はそんな景色を知らずに遮光カーテンで真っ暗の部屋で独り言を綴るよ。