大嫌いって言われちゃって
それでもあきらめれなくて
どんなに終わろうとしても
やっぱり 君が大好きなの
勇気出して
彼に声をかけた
髪型も服装も彼好みにした
だけど振り向いてくれなくて
悔しくて
悲しくて
涙が溢れ出す
自分の何がだめなの
もう 答えてもくれない
君のためだったのに
どうやって生きればいいの?
私のいきる意味は…
いきる 13
空にちらほら瞬く星
都会ではさほどきれいな星空は拝めない
けれど…何だか素敵なのだ
消えそうで消えない光で
私を導いてくれているような
見守られてるような
そんな気がする
たくさんの色があって
それぞれに輝いている
あっ 今一つ流れた
お願い事を考えてる暇もない
次こそはと意気込んで次を待つ
ついでに3秒以内に言う練習
よし 準備は完璧
また一人空を見上げる夜だった☆
朝、カーテンから差し込む光で目を覚ます。
何時間寝たか、時計を確認する。
-まだ8時だ。もっかい寝よう。-
-って、だめだ遅刻する。いや、もうしてる!-
一人頭の中で突っ込み跳ね起きる。バタバタと着替えて、一階に降りる。机の目玉焼きをかじって、玄関へ。
-いってきます!-
返ってくるはずのない返事を聴きながら、ドアを開けて、学校へダッシュ。
最悪、目覚ましセットし忘れた!ヤバい、絶対遅刻。
ふと空を見上げる。青空が広がっていた。
朝から最悪だけど、なんかいい日になるかも。
笑顔いっぱいで、教室に飛び込んだ朝だった。
もちろん、遅刻でした。
いつか必ず、誰かが私の元へやってきて、どこかに連れ去ってくれる。
退屈な毎日が終わりを告げる。そんな日に
ここへ来るのはどんな人なのだろうと毎日考える。
白馬の王子様かな
優しい魔法使いかな
吸血鬼かな
お父さんかも…それはいや
かっこいい俳優さん?
パン屋のお兄さん?
同級生かも…
友達かも…っていないなぁ
もしかして…
考えるほど、現実に引き戻される。
まぁ…あるわけないからね、こんなこと。
どうせ子供の夢だ。かなうはずがない。
でも…信じ続ける。
いつか必ず、誰かが迎えに来てくれるって。
現実世界の白雪姫
-さん、ちょっとさ眼鏡外してみて。
駅の図書館での、テスト勉強中、片思いの男子にこう声をかけられた。
私は恐る恐る眼鏡を外す。
-そうそう、あと髪型ハーフアップにしてみて。
-いいけど…
何が何だかわからないまま、髪型を変える。
-うん、やっぱりそっちの方がいいよ。
それだったら、かわいいランキング、
学年で上位になると思う!!
びっくりした。かわいいなんて言われたことないから。好きな人にかわいいなんて…
正直すごく嬉しかった。
でも…照れくさくて、次の日からこの髪型には、できなかった。かわいいって、もっと言われたかったけど。
あの日から数日たち、少し勇気を出して、ハーフアップにしてみた。この日は、体育祭だったから、やりやすかったこともあるかもしれない。
体育祭会場に着いて、あの彼を見かけた。
思いきって声をかけた。
返された言葉は…
-なんか陰キャな雰囲気増したな~
ショックだった。君が言ったから頑張ってみたのに、好きだから、大好きだから、かわいいって言われて嬉しかったのに。
落ち込んだことがばれないように、そのあとは、いつも通りに話した。いや、話せてなかったかもしれない。
でも…これで初恋の終わりを感じた。