今日は公園で、四つ葉のクローバーを見つけた。
いつもより、早く起きれた。
宿題もきちんと出せた。
クラブで先輩に褒められた。
夕飯がハンバーグだった。
こんな小さなうれしいの積み重ねが、
私の中では、「幸せ」に感じる。
どうしてだろう。
最近上手くいかないことが多かったからなのか、
意識するようになったからか…原因はわからない。
でも…こんな小さなことで、嬉しく感じられることが、 幸せなんだと実感できる。
みんなが幸せになって終わる物語はあるのだろうか。
主人公もモブも、悪役も、みんなが幸せになる物語。そんなものはないだろう。
人それぞれに理想があって、幸せの定義がみんな違う。だったら、不可能だろう。
みんな一緒の方へ向かって走って行けるのなら、
全員が幸せになるだろうがバラバラだと、必ずどこかに、不幸の落とし穴がある。
それぞれの考えがあるから、不幸なことは起こるし、不平等なことが起きる。
今もどこかで、不幸に合ってる人がいて、私みたいに変わらない日々を過ごしている人がいる。
不幸なことは、私にもあるし、死にたいと思うこともある。
でも…他の人に比べたら、対したことないのだろう。
私は猫が好きだ。
あのフサフサの毛並み。毛をなめる仕ぐさ。
なんてかわいい生き物だろうと、つくづく思う。
でも…私は猫に嫌われるのだ。初対面の猫にシャー!と威嚇されて、引っ掛かれてしまう。
何がダメなのだろうと、調べる。
フム…。
「猫はうるさい人が苦手」 これは大丈夫だろう。
「じっと目を見つめると喧嘩を売ることになる」
……これだ。絶対これだ。
猫を見ると、ずっと見つめている。
話す時は目を見て話す。
これか-。
人の目を見て話なさいと、先生にさんざん言われて染み付いていたことが、仇になってしまった。
よし。原因はわかった。
今度こそと、猫に向き直る。
目線を合わせないように、ゆっくり手を猫の方へ…
シャー!と言う声が聞こえて、次の瞬間には、自分の手に痛みが走る。引っ掛かれたのだ。
えー…。もう…どうすればいいのだろう。
一人廊下でため息をつく。
-バカガキ!
ー仕事増やさないでよ!
-もう、やめてしまえよ。
-うるさい、邪魔。
母がイライラしている時、へまをするとこんな言葉の矢が、私に飛んでくる。そしてド直球に、私の心に刺さる。それは、容赦なく私を傷つける。メンタルが弱ってる時は、もう三本が限界だ。限界を越えると、涙が出て、笑って立っていられない。母の機嫌も直らないし、私は…。
こんな時、いつも思うのが、心の声が今だけ伝わって欲しい、ということだ。
私は、へらへらしているように見えるだろうけど、本当はすっごく傷付いていること。
もっと私を見て欲しいこと。
子供だって、色々考えて、子供のない頭で考えているんだよってこと。
お母さんに笑って欲しくて、褒めて欲しくて、
頑張るんだってこと。
ずっとずっと… さみしい こと…。
心の中で考えていることはたくさんあって、どんなに怒られても、呆れられても、大好きなんだって、伝えたいけど、伝えられない。
こんなのは、私だけかもしれないけど。
大人にだって、辛いこと、嫌なこと、たくさんあると思うけど、子供は大人の様子に敏感なこと、繊細で傷付きやすいって、わかって欲しいなと思う。
きずいて、隠れた心の言葉に
私は、周りとすぐに比べてしまう癖がある。
-さんは、頭がよくて、かわいい。スポーツもできてみんなの人気者だ。それに比べて私は、ブスで暗くて、運動もそこそこ。あーあ、あの娘になれたらな~
-くんは、リーダーシップがあって、すごく頼りになるんだよなー。それに比べて私は…
これ以上考えると自分が、殺したいほど嫌いになるからやめよう。そもそも、こんなことを考える時点で性格が悪い。みんな、私にはないものを持っている。それが羨ましくて、妬ましくて、自分を自分で貶してしまう。自分にないなら、仕方のないことなのに…
いったいどうしたら…やめられるのだろうか。
あーあ、神様って不公平だ。
………無い物ねだり。
そう言われると、そうなのかもしれない。
無いものをねだって、何が悪い!!
なんて、言える分けない。
でもさー。みんなも、羨ましいでしょ?
誰かの何かが…。