愛さえあれば何でも出来る…
この言葉を映画やドラマで見て
フィクションでしかないと思ってた
でも実際ホントなのかもしれない
愛が無かったら…私は死んでたかもしれない…
1年前
下校中にトラックに跳ねられて私は死にかけた
肺に折れたあばら骨が刺さって私の肺は機能しなくなった
その時…双子の兄が…
僕より生きた方が良いとドナーとして…
私は親にガッカリさせる気がした
入院中は一度もお見舞い来なかった親が…
ドナーを許した?
DV男とクソ女が?
弟しか味方がいなかった 退院後が怖かった
現在は普通に過ごせている
ただ一つ違う…弟がいる…
愛さえあれば何でも出来るらしい…
このことに気づいたのは天才だと思う
これは俺がまだ自由に過ごしてた時の話し
学校のマドンナに、罰ゲームで告白したとき
「ずっと前から…好きでした!」
「あらそう…ありがとう…だけど…」
「だけど?」
「私は罰ゲームのお題になりたくないの…」
「俺だってこんなことしたくないけど…」
「じゃあ、1ヶ月だけ付き合わない?」
「え?」
「だって付き合ったら罰ゲームじゃなくなるでしょ?」
「まじで?いいの?」
「うん、」
それから彼女と付き合った…
それと同時にいじめが増えた…
彼女にいじめを相談した
「俺…いじめられててさ…」
一瞬嬉しそうだった気がした
「あらそう…」
「辛いんだよね…それにもうそろ…」
1ヶ月経ってしまったら…俺はホントに独りだ…
「もうそろ…1ヶ月だけどさ…もし良かったら…」
「付き合ってくれるの?」
「うん、だって…いじめって辛いじゃん!」
嬉しかった!彼女は俺の味方だった
それから3年経って大学生になった俺らは…
結婚の話をするようになった…
幸せだった
ある日大学の食堂で耳にした情報を俺は疑った…
「俺さ、高校の時に…」
「その話すんの?」
「だって面白いんだよ!」
「じゃあ聞くよ」
俺のいじめの話しで、彼女が俺と一緒になる為に…
俺をいじめるようにしたらしい
それを信じるのは怖かった…
あの時罰ゲームを実行した後悔は大きかった
なぜなら…俺は彼女に…監禁されているから…
青空を駆けた
涼しくて、風になったように感じだった
そんな夢を見た
仲間たちが泳いでいるのを見た
青空が映った海を優雅に泳いでいるのを
僕はまだ泳げない…
お母さんがご飯を持ってきた…
寂しいそうに海を見つめる僕に
「一緒に泳げるよ。もしかしたら1週間後くらいにね」
そんなこと言われても、泳げる気がしない…
お母さんが持ってきたご飯を食べて…
お父さんの帰りを待った
僕はペンギン.
青空が映った海を泳げるようになって
あの日見た夢が本当になった…
『ママ!見て!ペンギン!可愛いよ!』
あぁまただ、
どうして人間は僕達より寒い服を来ているのか?
ここは南極なんだけど?
そう言えば短冊に願い事書いた?
うん、書いたよ!
今考えるんだよね〜
もうすぐ締め切りだよ?
こどものままが良いと書いた短冊を眺めた
どうしてこんな願いにしたんだ絶対叶わないのに
もうちょっと子供でいたいだけ
野原を駆け回る力が欲しいだけ
まさか本当に 叶うなんて
魔法みたいだった、何年経っても子供みたいで…
でも、今は呪いだ、ずっと生きてる…周りの人はしんだのに
私は母子家庭だ。
この前お母さんが持病で倒れたのにもかかわらず
夜遅くまで働いている…
もちろん自分も働いているけど、親孝行などできていない。
だから今日はお母さんのために頑張ってケーキを作ろうと思う。
やっと出来た…作りはじめて4時間がたってた
お母さんがもうそろ帰って来るはず…
サプライズ成功するといいな
突然電話がなった…
『もしもし、病院の者なんですけど…』
「はい」
『娘さんでよろしいですか?』
「はい、そうですが」
鼓動が早くなった
『あなたのお母さまが交通事故で意識不明で運ばれてきたんです』
「母が?交通事故?」
私はパニックになって上手く呼吸出来なかった
『まだ意識が戻ってないので…』
「明日も早いのですいません」
怖くなった…時間が経つのが遅く感じた…
お母さんは大丈夫。心の中で唱えた…
今日はもう遅いので明日朝お見舞いに行こうと思う…
朝、病院に行ったら、お母さんの専門医がいた…
容態を聞こうとすると…
『あの、大変申し上げにくいのですが…』
「はい」
『午前3時に…』
「え?」
『今日午前3時にお亡くなりになりました…』
膝から崩れ落ちた…
お母さんに…伝えたかった事が沢山あるのに…
…今日お母さん誕生日なのに…なんで
無気力なまま1週間たった…
お母さん…いつもありがとう…
ゴミ箱に捨てられたケーキを見てはじめて涙がこぼれた
お母さん、愛してるよ。今もこれからも…
天国でまた会おうね…