サクラソウ

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5/21/2026, 1:02:27 PM

自己肯定感が、とてつも無く低くて。
他人と比べてばかりの、コンプレックスの固まりだったわたし。
色に喩えるなら…差し詰め色んな絵の具を、ぐちゃぐちゃに混ぜたあの色だろう。
赤は赤、黄色は黄色、青は青。
それぞれの良い色が有る筈なのに、自信の無さが其れを全部穢してる。
でも。
貴方に出会い、貴方に恋をして、貴方と結婚してから、わたしの色は次第に変わって行った。
雪解け水が山を伝い、川に流れるように、わたしの心は貴方の愛と優しさで透明になった。
今、春と夏の境目の陽を受け止め、色とりどりの花の色の光彩を貴方に輝り返す。
もう、良い大人なのに。
貴方の前だと、純粋な少女に戻るんだよ。

5/20/2026, 12:53:25 PM

貴方に対する「理想」なんて、無い。
だって貴方は、私よりも背が高いし、料理はとっても上手だし、掃除や洗濯だってわたしよりも綺麗にしてくれるし。
おまけに、顔立ちも整ってて、身体も仕事で鍛えてるから引き締まってて、性格もとても優しい。
以前、ネットで見掛けた大谷翔平選手のアンチを名乗る人が、こう言ってた。
「欠点が無いところが、嫌い」
わたしは貴方のアンチじゃ無い。
寧ろ、貴方の唯一無二のファンであり、最愛の夫。
確かに、貴方の欠点は見当たらない。
贔屓目抜きにしても。
他人は其れを「理想」と位置付けるのかも知れないけれど。
「理想」は手に届かない。
でも、貴方の総てはわたしの直ぐ隣にある。
手に届く「現実」。
これが、わたしと貴方の生活なんだよね。

5/19/2026, 1:12:21 PM

わたし達は、一度別れを経験している。
毎日が空虚で、何を見ても、何を聴いても思い出すのは貴方の事ばかり。
「このお店に行ったっけ」
貴方の好物が餃子だと知って、仕事帰りに訪れたよね。
「向日葵畑、また行こうって約束したのに」
持ち帰り自由だったら、形の良いのを二人で選んだよね。
忘れようとすればする程、貴方の声が、貴方の面影が、貴方の温もりがわたしの心をちくちくと突き刺した。
やり直したい。
貴方に逢いたい。
そして、何があっても絶対に離れない!
そう決めた、師走の或る日。
街がイルミネイションに彩られ、聖夜の魔法で人々が幸せで浮かれている、そんな日に貴方とわたしは再び結ばれた。
解けないように、きつく、きつく。

5/18/2026, 11:55:17 AM

風邪をひいてしまった。
38℃も熱が出て、関節という関節の全てが痛い。
喉が腫れて声も出ないから、貴方に凄く心配を掛けてしまったね。
「大丈夫か?直ぐ病院に連れてってやるから」
そう言った後、貴方は直ぐわたしを助手席に乗せて車を走らせてくれた。
掛かり付けの病院で、貴方はわたしにずっと付き添ってくれたり、お茶を買って来てくれたり。
あざとさの無い貴方の優しさに、わたしは又恋したよ。
わたしと、貴方の新たな恋物語。
今日から新章が始まった。

5/17/2026, 1:56:53 PM

「お土産を買って来た」
そう言う貴方の右手には。
わたしの好きなケーキ屋さんの可愛いボックスが。
「わぁ、ありがとう!待っててね、今紅茶を淹れるから」
弾む気持ちを抑えきれず、軽やかな足取りでキッチンへ向かった。
二人暮らしを始めたばかりの頃、一緒に選んだ可愛いお皿とティーカップ、そしてミニフォーク。
「お前のはこのチーズケーキとシャインマスカットのショートケーキ。俺のはモンブランとガトーショコラだ」
此処のチーズケーキがお気に入りなの、貴方はちゃんと覚えてくれてる。
だから、お礼に今日の紅茶はアールグレイにしたよ。
ベルガモットの爽やかな香りがカップから広がり、貴方とわたしの鼻腔を擽る。
「お前が淹れてくれた紅茶、濃さも丁度良くて美味いな」
茶葉を少し長めに蒸らしてから、ゆっくり注ぐの。
それが、貴方好み。
「ふふふ、マスカットが甘くて美味しい」
わたしが風邪気味だから、このケーキにしてくれたのかな?
お付き合いして日が浅い頃、熱を出したわたしの為に貴方が買って来てくれたのは、冷やしたシャインマスカットだったね。
以来、わたしの体調が今一つの時は決まってシャインマスカット味のものを買ってくれるようになった。
ゼリーやシャーベット、グミやシュークリーム。
わたしの誕生石であるペリドットと同じ色の、シャインマスカット。
貴方の限りない優しさで、みずみずしく輝いてる甘い思い出達。
My sweet memories…。

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