たろ

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1/7/2026, 10:32:13 AM


【雪】

雪やこんこ、霰やこんこ。
降っては、降っては、まだ降り止まぬ。
犬は喜び、庭駆け回り。
猫は炬燵で丸くなる―――。


炬燵から出て来ない、色素の薄い髪。
窓硝子に張り付くようにして外の景色を眺め、お行儀良くお座りしているのは、金色の毛並みを持つ優雅な貴婦人。
「寒いねぇ。雪は降ってるかい?レディ?」
貴婦人の背中に声をかけつつ、温かい飲み物淹れたマグカップを炬燵の上に置く。
「柚子の蜂蜜漬けのお湯割り。熱いから気を付けてね。」
ひと口すすってから、貴婦人の左隣に陣取る。
「わふん。」
ふいっと貴婦人が踵を返した。チャッチャッと床を鳴らしながら、炬燵と一体化したモノに近付く。
「…ぅん?アリア?」
炬燵から這い出して来る色素の薄い髪が、フワフワと揺れた。
「くぅ~ぅ。」


1/6/2026, 10:21:20 AM


「君と一緒に」

今、手紙を書いています。

置き去りにした君に、蹲ってしまった君に、
あの日どうして?と無邪気に首を傾げた君に。

全部全部。
取り零してしまった君を拾い集めて、一緒に前へ進みたいから。


1/2/2026, 10:11:33 AM


「今年の抱負」

今いる所からの卒業。
ゆっくり休む。
新しい居場所を探して、見つける。

12/31/2025, 2:58:19 PM


「良いお年を」

過ぎ行く年に、感謝を。

来る年には、祈りを。

良い年になるようにと、願う想い。
大切なあの人に、きっと届きますように。

12/31/2025, 3:35:38 AM


「星に包まれて」


『満天の星空』と幼子のはしゃぐ声が聴こえる。
「そんなに難しい言葉、よく知ってるねぇ。何処で教わってきたの?」
年季の入った声が尋ねる。
『プラネタリウムで言ってた!』
得意気な幼子の声が弾む。
「聴いたお話覚えてきたの?すごいねぇ。」
年季の入った声も、つられるように弾む。

見上げた空には星々の煌めき。
降る程の量はなくとも、輝きは確かに。


どうか幼子の道行を照らし続けて欲しいと願う。

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