たろ

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10/10/2025, 10:04:26 AM

一輪のコスモス


【愛する、故に】



10/6/2025, 3:10:33 PM


【燃える葉】

ざっざっ、かさかさ。
乾いた落ち葉や小枝を、箒で掃き集める。
こんもりと山になるのを尻目に、木枯らしが悪戯をする前にと火を点ける。
パチパチと乾いた音を立てて、集めた落ち葉の山が燃える。

ゆらゆらと揺れる穏やかな火を眺めながら、用心の金バケツに入っている水の中から、小振りの薩摩芋を取り出す。
アルミホイルの上に白いペーパータオルを敷いて、水から取り出したばかりの芋を載せる。
水切りもロクにしないままの芋をペーパータオルで包み、更にアルミホイルでしっかりと包む。
この一連の工程を、芋が無くなるまで続け、いよいよバケツの中が水だけになったのを確認する頃には、火の爆ぜりも落ち着いてくる。
落ち葉の山の中に、アルミホイルを突っ込む。

「ん〜!いい天気!」
一仕事終えたご褒美を、これから帰ってくるであろう大切な人と頬張りたいのだ。

10/5/2025, 2:20:56 PM

moonlight

10/3/2025, 10:44:47 AM

誰か

10/3/2025, 1:38:18 AM


「遠い足音」

ほとほと、ほとほと。
近付いたり離れたりして、付いてくる音。
穏やかでいて、穏やかざるモノの様にも聴こえる。
後を付けられている様な、幼子が無邪気に追い掛けて来る様な…。
ふと後ろを振り返ると、後ろ髪を引かれている様な。

あぁ、そうか。
サバンナの荒野に、置き去ってしまった私の心か。
ならば、待とう。
心と身体は、ひとつであった方が、良い。

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