たろ

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4/23/2026, 9:59:09 PM

「今日の心模様」

曇り、のち雨。波浪注意報。
小さな不安から、嵐の様に心の海は荒れるでしょう。
どうぞ、出来るだけ不要な心配はしないように。お気をつけて1日をお過ごしください。



今日も朝がやって来た。
希望に満ちている訳でもない、ぼんやりとした繰り返しの中のとある1日として。
それでも、今日は少しだけ特別な1日。

遠出する家族を早朝に見送って、今日は独りでハウスキーパー。
さて、何をしよう。
夜には帰ってくる。
大丈夫。独りでも出来る。
家族の無事を祈りながら、のんびり過ごす事にした。

『電車、乗れたよ!行ってくるね!』
メールが来た。ひとつホッとした。
気を紛らわす為に、洗濯機を回した。

朝ご飯を済ませて、時間が来たらゴミを出して、食器を洗って、洗濯物を干して…。
家の外で雨音がした。
天気予報通り、雨が降ってきたのだ。
家の中で、独りぼっち。
太陽の光がないと、少し落ち着かない。
じめじめ、めそめそ。
(何で、こんな日に洗濯しちゃったの…。)
自責の念を払拭したくて、テレビを点けた。

夜が近づいて来ても、家族からの連絡はない。
きっと忙しくしているのだろうから、詮索する様なメールはこちらから発信しない様に気を付けようと、思っていたのに…。
『これから、帰るね!電車、乗ったよ!晩ご飯は家で食べるから、お弁当買ってくれる?最寄り駅で、また連絡するね!』
嬉しくなって、たくさんメールしてしまって、また自己嫌悪。
『雨降ってるから、足元気を付けて。迎えに行けるように待ってるから、最寄り駅まで行こうか?…大丈夫、待てるから。連絡待ってます。』
お弁当も、目当ての物じゃなくて、しょんぼりした。
(これは、私の所為じゃないんだけど…。)
分かっているのに、何でか凹む。
時々、思い出したように頭の回転灯が回る。
くるくる、チカチカ。
もう少しで、頭の中で緊急速報みたいなサイレンが鳴りそうなのを、宥めすかす。
(大丈夫、大丈夫だから。乗った電車が遅れたって、家族が傷付く訳じゃないから。)
何でも大事にしてしまう脳の仕組みが、恨めしい。
(何も飛んでこないよ。今日はただ1日雨が降ってるだけ。家族もちゃんと帰ってくるから。交通事故?遭わないよ。その時は、その時!)
頭の中は嵐の様で、落ち着かない。
電車が到着する時間になって、ソワソワうろうろして、緊張なのかトイレまで行って、今か今かと帰りを待つ。
「ただいま〜!凄い雨だね!」
帰って来た!大騒ぎの頭のまま、出迎える。
「お帰り!」
元気な姿を見て、やっと安心した。
(怪我もしてなさそう。上着も汚れてないから、転んだりもしてない。良かった。)
煩いほどの心配が一気に解けて、どっと疲れが出た。
(何て難儀な事になったのか。全く。)
これを活かせる術はあるのだろうか。
この先を心配して、ひたすらに起こり得る不安を演算し続ける私の脳は、一体どうなるのか。辞めろと言っても止まらないし、取り敢えず気を紛らわすしかなくて。
ぐるぐるを止める呼吸方法だけをお守りにして、やり過ごす日々だ。

4/19/2026, 9:07:00 AM


※閲覧注意※
幼馴染シリーズ

【無色の世界】

どうということもない、代わり映えのしない日々。
色なんて、付いていた所で、何の意味も無いと思っていた。
大切な人が健やかに日々を過ごしているだけで、生き辛い世間の間でも息が出来る。


大切な人が、どうでも良い存在に傷つけられた日、目の前が真っ赤に染まった。
それから、その大切な人は虚ろな瞳を空中に置くようになって、焦燥感に染まった世界は無味無臭で本当に色がなくなった。
大切な人が、虚ろなまま息を吸って、吐いて、それを確認する度に安堵した。
愛しさが募って、目を離したくないと思った。
大切な人の周りだけ、色が仄かに戻って来た気がした。




眠れない夜も、朝日の眩しさで揺り起こされる日も、あなたが居たから乗り越えられた。
足手まといになるのが嫌で、独りでも大丈夫だからと虚勢を張ったのに、あなたは諦めなかった。
「一緒に、居たいんだ。ただ、それだけ。」
何も要らない、ただ傍に居させて欲しいと願ったあなたを、突き放せなかった。

押し潰されそうな日々に、あなたが居るだけで、息ができた。
「大丈夫、ココに居るよ。」
あなただけが、無色の世界に色を運んでくれた。
あなただけが、温もりを分けてくれた。

4/4/2026, 10:03:57 AM

「それでいい」

大丈夫。
好きな物は、好きなままで。
好きだったけど、嫌いになっちゃった人は、嫌いでいい。
嫌いな人から、好きな物を貰ったのに喜べないのは構わない。
でも、好きな物は好きな物で良い。
嫌いになっちゃった人は、嫌い。
好きな物は、好き。
それでいい。

3/22/2026, 10:34:26 AM

「バカみたい」

いつも時間が足りない。
用意しても上手く行かない。
人と足並みが揃わなくて、叱られる。
良かれと思ってやった事は『余計な事』で。
その人に合わせるのは、とっても難しい。

時間を無駄にするのは、最悪な人です。
食材を無駄にするのは、最低な人です。
『お前は、人の言う事を聞かない。』
『橋の下で拾って来た。』
『余計な事は、するな。』
あなたは何時だって正しい人。
わたしは何時だって間違ってる。

朝も昼も夜も、時間は決まってる。
それに合わせれば良いはずなのに、合わせられない私が間違っているのは確かで。
『合わせられないなら、出て行け。』
あなたが言う通りなんだろうな。
常に不協和音で、ずっと一緒に居るのが辛い。

バカみたいに、謎は深まっていくばかりだ。

3/11/2026, 10:52:33 AM

平穏な日常

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