2/20/2025, 11:18:38 AM
ひそかな思いをのせた文字に
ひまわりの思い出を芳せて
あなたに手紙を飛ばします
山を越え、海の果て
太陽を横目に、まっすぐまっすぐあなたの元へ
青い風が吹く頃に、あなたに会いに行きます
どうかそれまで待っていてね
2/6/2025, 1:08:58 PM
まだ世界は眠っていて、
静かな淡い青に満たされている。
その時はまだ、朝焼けの匂いを閉じ込めた海が
ぼくらの街を飲み込んでいる。
ビルの周りにはくらげが飛び、空には大きなくじらが悠々と揺蕩っている。遥か頭上で聞こえる、遠い波と波が擦れ合う心地よい音が、ぼくの耳をくすぐって、
海と月が惹かれ合い、海がゆっくりと遠ざかる時、
ぼくらの街が、目を覚ます。
2/4/2025, 2:03:28 PM
弾むぼくの足音、まるでピアノみたいだ。
調律は合ってないけれど、きっとそれも愛くるしい。
弾むぼくの心、大きく息を吸うんだ。
夜の静けさを肺に仕舞って、月の光をまとってみる。
きみに差し出す永遠の花束。
ぼくときみの間には、20㎝の小宇宙。
遠くて近い、そんな夜があったんだ。
1/31/2025, 8:05:27 AM
わたしが下って、きみが昇る。
それをずっとずっと繰り返して世界が巡る。
たったひととき、
誰も見てない地球の裏側できみとすれ違う。
こんな一瞬で君の何を知れようか。
もっと、わたしに教えて。
まだ知らないきみのこと。
わたしのささやかな輝きなんて霞むほど、熱烈なきみのかお。
わたしにちゃんと、ちゃんと教えて。
1/25/2025, 6:00:11 AM
お空で見てるよ。
ばあばは星になったんだよ。
私はいつもあなたの心の中で生きてるよ。
とっても綺麗で優しい、ひどい嘘。
あなたはもう、
この世界のどこにもいないこと、知ってるよ。
あなたがくれた桜の折り紙だけが、私の手元に