3/30/2024, 8:33:26 AM
『ハッピーエンド』
血に濡れたら私を暖かい君の腕が包む。
私はもう君の未来を見ることは出来ないけど、君が未来を歩める世界である事実と言うだけで私にとってはもう十分すぎるほどの『ハッピーエンド』だ。
3/26/2024, 6:00:40 PM
『ないものねだり』
歳特有の苛立ちを抱え、私はドタドタと足音を立てながら扉を開ける。
「お母さん!!𓏸𓏸ちゃんはもうスマホがあるのになんで私はないの?!」
今度は帰ってきてお母さんの「おかえり」という声が聞こえると同時に叫ぶ。
「ねえお母さん!!△△ちゃんは週に2回も外食に行くのに私たちは月に2回よ?!」
「お母さん、ごめんなさい…気づけなかった。
本当に大切なのはないものじゃなくてあるものを大切にしなきゃ行けないことだって…。」
辺り一面を埋め尽くす線香と、涙の匂いの中私はもう届かない謝罪を呟いた。
3/25/2024, 5:59:02 PM
『好きじゃないのに』
好きなんかじゃない、恋なんてそんなもの分からないはずなのに、君の顔を見る度に胸が跳ねてしょうがない。
そんなことを数年前、思っていたなぁ。
今でも、隣で眠る君の顔を見て同じことが言えるよ
君のことなんか好きじゃない。
「あいしてるよ」
3/21/2024, 11:07:54 AM
『二人ぼっち』
一人ぼっちだった私を孤独から助けてくれた人、
僕と一緒に二人ぼっちになることを選んでくれた人、
大好きだ、大好き、大好き、、だいすき。
これからもずっと、君と僕は二人きり、二人ぼっちのまま、永遠をすごしていこうね。
一人ぼっちにはもうなりたくない。
3/20/2024, 12:24:27 PM
『夢が覚める前に』
この暖かくて、でもどこか喪失感を覚えて。
こんな夢が覚めてしまうのが怖くて、でも、起きたらきっと僕の視界には君の少し間抜けな寝顔が飛び込んでくるのだろう。
でも、夢が覚める前に、あと少しだけ
君が出てきたこの夢を楽しませて欲しい。