ね。

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3/8/2026, 5:33:27 AM

三日月に腰かけ、こちらを眺めているのは、もうすぐ赤ちゃんが産まれるママ天使です。



ママ天使は、地上の様子をみて、ちょっぴり心配になりました。あちらこちらで争い絶えず、ぐるぐる黒い渦がたちのぼる地球で、これから産まれる我が子たちはどうなるのだろう、と。


目を瞑り、ゆっくり呼吸をしたママ天使は、もう一度地上を眺めました。
すると、わずかにキラリと光る場所があります。じーっと目を凝らすと、そこには以前ママ天使から産まれた赤ちゃんがいたのです。大きくなったその子は、とびっきりの笑顔で走りまわっています。仲間たちと踊ったり歌ったり、とても楽しそうにしています。


ママ天使の目から涙が溢れました。


よく見ると、地上には光る場所がたくさんありました。それらは、黒い渦に巻き込まれることなく、しっかりの光の柱をたてています。
そのことに気づいたママ天使は、ホッとしました。大丈夫、なにがあっても大丈夫、なのだ、と。これから産まれる子たちが地球を救っていくのかもしれないな、と。





お月様がまんまるになる頃、地上にはまたたくさんの光の柱がたつことでしょう。

3/7/2026, 3:03:58 AM

「ウィキペディアで調べたら″絆″って、あんまりいい意味じゃなかったんだねー。」


隣の子が、スマホ片手にぶつぶつ言っている。
僕たちは、もうすぐ卒業で、来週のお別れ会で『絆』というテーマで書いた作文を読み、『絆』という曲を歌う。



ん?あんまりいい意味じゃなかったのなら、『絆』づくしで良かったのか?
ま、今さら変えるの面倒だし、今はいい意味で使われているし、ま、気にしない気にしない。


しかし、世の中まだまだ知らないことばかりだなあ。確かに親の世代と僕たちとで使う言葉も違ったり、意味が違ったりする。そんな日本語はない!と母親によく注意されたりするしね。僕たちは、僕たちのルールがあって、僕たちの言葉があるのにさ。大人に、昔はね!ってグチグチ言われるのとか、ああ、ホント面倒くさい。


でもさ、僕たちが大人になったら、子どもたちに同じように言っちゃうのかなあ。ああ、イヤだなあ。大人って面倒くさいよなあ。いろんな面倒なのなくしてさ、自由に生きたいよなあ。




あ、余計なこと考えてたら、作文提出の時間になっちゃったよ。
続き書かなきゃ!

3/6/2026, 7:48:56 AM

なんかさ、最近危うくなると、なんかに助けられてる感じするんだよね。


昨日もさ、うっかり電車にカバン忘れちゃったんだよ。大切なもの入っててね、大慌てさ。気づいたのが駅から出てバスに乗ろうとした時で。後ろから「すいませーん!」って声かられて振り向いたら、知らない人がボクのカバン持って走ってきたんだよ。びっくりしたけど、ホント、ありがたかったなあ。


あとはさ、うっかり赤信号渡りそうになった時。疲れすぎてぼーっとしていたんだよね。横断歩道に一歩足を踏み出そうとしたらさ、目の前をなんかシュッて通ったんだよね。紙飛行機だったんだけどね。近くにいた子どもが紙飛行機飛ばしたんだよ。その子は親に、危ない!って叱られていたけどさ。あれは渡っていたら、危なかったよ。よくダンプカーが通る道だったからね。ああ、命拾いした。



他にも、ちょこちょこ上手くいかないなあみたいなときに、なんかに守られてる感じするんだよなあ。ホント、ありがたいんだけど、なんだろうなあ。




んー、そろそろ、ばあちゃんの命日だな。そういや、しばらくお墓参りしてないなあ。たまには、まとめて休みをとって田舎に帰るか。団子屋の看板見たら、ばあちゃんのみたらし団子思い出したよ。甘くてもちもちで、旨かったなあ。また、食べたいなあ。ばあちゃん、優しかったなあ。
また会いたいなあ。

3/5/2026, 7:18:32 AM

『ボクは、キミに、何かできたかな?』
最後の日、僕は大好きな君に、こうたずねた。君は泣き続けて、ただ頷くだけだったね。その辛く悲しい泣き顔をみながら、僕はこの世を去ったんだ。





いま、僕からみえる君は、笑っている。
側には、新しいパートナー。
2人で仲良く海辺を歩いているね。



よかった、君がしあわせそうで。
本当に、よかった。


僕はさ、君とずっと一緒にいられなかったからさ。やっぱり君のことちょっぴり心配だったんだ。

ああ、安心したら、身体がさらに軽くなってきた。
そろそろ、本当にいくね。



君と会えてしあわせだったよ。
最期に、大好きな君の笑顔がみられて、僕はとてもとても嬉しいよ。
ありがとう。
じゃあね!

3/4/2026, 7:50:20 AM

「わぁ、ぼくたちくらいのにんげんがいっぱいだ!」
この部屋に住んでいるこびとたちは、うれしそうに、雛人形のまわりをかけまわっています。



数ヶ月前、この部屋に住む人間たちに、赤ちゃんが産まれました。
名前は、ももちゃん。
今日は、ももちゃんの初めてのひなまつりの日です。



人間たちは、色とりどりのお料理を囲んで、ワイワイと賑やかです。主役のももちゃんは、いろんな人に抱っこされて疲れてしまったようで、今はママの腕の中で安心してすやすや眠っています。





「おひなさまは、うごかないのかなあ。」
こびとたちは、雛人形たちと遊びたくてたまりません。みんなでじ~っと人形の顔を見ていたら、キラキラと人形たちの瞳が輝き始めました。そして、一番上の人形が何かごにょごにょ言っています。それに気づいたこびとのひとりが、その人形の側に駆け寄りました。


刀を脇に携えたその人形は、
「よる…よる…」
と、人間たちに気づかれないように言っています。


どうやら、雛人形たちもこびとたちと遊びたくなってきたようですね!
今夜、人間たちが眠りについた頃、雛人形とこびとたちもひなまつりのパーティーをするのでしょうか🌸

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