ね。

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三日月に腰かけ、こちらを眺めているのは、もうすぐ赤ちゃんが産まれるママ天使です。



ママ天使は、地上の様子をみて、ちょっぴり心配になりました。あちらこちらで争い絶えず、ぐるぐる黒い渦がたちのぼる地球で、これから産まれる我が子たちはどうなるのだろう、と。


目を瞑り、ゆっくり呼吸をしたママ天使は、もう一度地上を眺めました。
すると、わずかにキラリと光る場所があります。じーっと目を凝らすと、そこには以前ママ天使から産まれた赤ちゃんがいたのです。大きくなったその子は、とびっきりの笑顔で走りまわっています。仲間たちと踊ったり歌ったり、とても楽しそうにしています。


ママ天使の目から涙が溢れました。


よく見ると、地上には光る場所がたくさんありました。それらは、黒い渦に巻き込まれることなく、しっかりの光の柱をたてています。
そのことに気づいたママ天使は、ホッとしました。大丈夫、なにがあっても大丈夫、なのだ、と。これから産まれる子たちが地球を救っていくのかもしれないな、と。





お月様がまんまるになる頃、地上にはまたたくさんの光の柱がたつことでしょう。

3/8/2026, 5:33:27 AM