よろこびは きいろ
かなしみは あお
おだやかは だいだいいろ
ゆるやかは みどり
ぜつぼうは ふかいふかいあお
あいするは あついあついあか
やさしさは ほんのりぴんく
はかなげは ほんのりとうめい
うまれたては まっしろ かな
人生 は
色 とりどり
「あれ?きょうのおひさま、いつもとちがうよ。」
1番ちいさなペンギンが、不思議そうに言いました。
その横にいた、1番大きなペンギンが、
「ほんとうだ!なんだかなないろにひかっているぞ!」
と、叫びました。
今日は、ペンギンたちの雪まつり。
雪の広場に集まったペンギンたちは、
一斉に空を見上げました。
そこにあったのは、虹のように七色に輝く太陽でした。優しい光がクルクルと渦を巻き、いつもより眩しくありません。
その美しさに、みんなうっとり。
しばらくすると、キラキラとまばゆい光が辺り一面降りそそいできました。
ペンギンたちはその光を身体中に浴びて、大はしゃぎ。音楽隊は、リズミカルな曲を奏ではじめました。
さあ、ダンスタイムです!
みな好き好きに踊るなか、1羽のペンギンが、雪の上をシューッと滑りました。すると、地面から虹が現れたのです!
なんてキレイなんでしょう!
それを見たほかのペンギンたちも、あちらこちらで雪の上をシューッ、シューッ、と滑ります。大小さまざまな虹がたくさんたくさん出てきます。ペンギンたちが滑ったあとは、雪が虹色になっています。
「いつもはまっしろいゆきだけど、にじいろになって、きょうはすてきなゆきまつりだねえ。」
最初に太陽に気づいた1番ちいさなペンギンは、ニコニコして言いました。
ホントですね!
いつもと違う素敵な雪まつり。
虹色の雪まつりは、きっと太陽からのプレゼントだったのかもしれませんね♪
真夜中に
君と一緒に目が覚めた。
2人でみた星空は
いつもより輝いていた。
君と一緒に見る景色は
どんなものでも美しい。
いつまで
君と一緒にいられるかは
分からないけれど
(できればずっと側にいたいけど)
星空を見上げる君の凛とした横顔を
キラキラした星空を
今、この瞬間の輝きたちを
ボクは
しっかりと
目に焼きつけている。
ボクの部屋から見える保育園は、こぢんまりとしているけど、毎日賑やかだ。
寒さなんてし~らない!といわんばかりの元気さで、日々子たちは園庭をかけまわってる。
ボクといえば、受験勉強そっちのけで毎日ゲーム三昧である。勉強に集中できるように、と姉がこの部屋を譲ってくれたのに、将来なりたいものもないボクが勉強をするわけもない。今の成績で入れる進学先でいいや、とだらだらと過ごしている。
ああ、ダメ人間だ。
朝からゲームをしていたから、さすがに飽きてコンビニにお菓子でも買いに行くことにした。
久しぶりに出た外は、風もなく穏やかで、思いのほか太陽があたたかった。ぼんやり空を眺めていると、前方からキャイキャイと声がした。保育園のお散歩の時間らしい。実はボクはあまり子ども相手が得意ではないから、下を向いてすれ違おうとした。
すると、
「こんにちはー!」
「こちはー!」
「ちは~!」
と、ハキハキした挨拶をされ、ボクはびっくりした。見ると腰より背丈が低い子たちがこちらを見て、ニコニコしている。
ボクは照れくさくて、小さな声で
「こんにちは。」
とかえした。
数歩歩いたところで振り返ってみると、子どもの一人がこちらを見て手を振っていた。ボクも、バイバイ、と右手を小さく振った。
ボクは、部屋に戻り、スマホである職業について調べてみることにした。
さっきまでは、なりたいものなんかなかったんだけどね、可愛かったんだよ、目がキラキラしてて。
さて、目標もできそうだし、明日から勉強しようかなあ。
「おじいちゃん、最後にひと言ありますか?」
アナウンサーが、もうすぐ命を終えようとするご老人にマイクを向けました。
ご老人は、
「いろいろあったけどなあ、楽しかったなあ。みんな、ありがとう。」
と言い、穏やかに微笑み、静かに目を瞑りました。
いろんな最期をみてきたアナウンサーは、
このご老人のあり方こそが、もっとも幸せなのではないか、と涙を拭いながら想いました。