そら豆

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12/31/2025, 2:10:47 PM

一年が終わります
早いですね。ほんとに。
どのように過ごしていますか?
来年元気にやっていけるようにのんびりしてます。
2026がどのような年になるか分からないですが、
頑張っていきたいなと思っています。
では、よいお年を。
(誰に言ってんだろ…)


12/30/2025, 3:12:56 PM

「どうだ?寒いの忘れるくらい綺麗だろ?」
やけに上機嫌な父に連れられ、近くにある山に行った。
「いや…普通に寒いけど…」
カチカチ震えながら私は空を見上げる。
「わあ〜綺麗〜」
思わず口からこぼれる。
「そうだろ?すごいだろ?」
父はなぜか自分の事を自慢するような言い方をする。
今日は雲が全くない晴れ。しかも、新月のお陰でほかの明かりに邪魔されないので無数の星が光っていた。
「あれがオリオン座だ。そしてあれが…」
そこまで言われても、全くわかんないんだけど。
「今日はここで寝るか?」
しばらくした後父は車の後ろからテントを取り出した。
「風邪引かないかな?」
「大丈夫。いろいろあったかいのは持ってきた」
本当に大丈夫なのかな…
「そうだ、カップ麺食うか?」
何でそんなに物入れてるのかよくわからないけど、私は断る理由のないので食べることにした。
「美味しい」
いつも一緒のカップ麺なのに、またひと味感じがする。
「外で食うのもたまにはいいだろ?」
すでにスープまで飲み干していた父はとても満足気に笑った。
食べ終わり、あったかい寝袋や、毛布などを用意し
寝る体勢に入った。
「このテントすごい!星が見える!」
大興奮の私の目はキラキラしてんじゃないかな。
「またこれたらいいな」
そう言って、私たちは深い眠りについた。

それからは、何度かいき私も大人になった。
「お父さん、今度いつ行けるかな?」
「さあな、退院できたらな」
お父さんはいきなり倒れてしまった。
「お父さんなら大丈夫よ」
「ならいいが」
そう笑って私の頭を撫でた。
しかし、お父さんはもう退院できなかった。
数年前の12月末、私は初めてあんな綺麗な星を見た。
言葉を失うほどの輝きを放っていた。
そして、父は星が好きだった。
だか、何年か経ち父も弱ってしまった。
しばらくした、夜。
父は天国へ旅立ってしまった。
64歳で亡くなってしまった。
早いよ。
外はもう真っ暗だった。
あの日とおなじ新月だった。
涙が止まらない。目を覚ましてよ。
死亡確認の後、許可を得て病院の屋上へあがる。
あの山程ではないが、星が一斉に輝きを放つ。
「あれがオリオン座…」
何回も聞いたオリオン座。
色々な星座があるなかで、一番好きだった。
また、父が一番好きだった星座でもあった。
今頃父は、何をしているのだろうか
天国でも星をみてるのかな。
星に包まれ旅立った父はどこか嬉しそうな顔をしていたのかもしれない。
ありがとう。お父さん。
今も私の好きなことです。


12/30/2025, 9:56:45 AM

私はごく普通な人間としていきた。
学生時代に目立った成績は残さず、
大人になり働いた時も大きな成果は残さなかった。
そんな私には2つ下の妻がいた。
私にはもったいないくらいにハイスペックだった。
私たちは子供は作らなかった。
別に子供が作れなかったわけではない。
ただ、2人の時間を大切にしようと思っただけだ。
そんな妻も、私より早く旅立った。
その顔は、穏やかだった。
1人孤独を感じ、やがて私の番が来た。
看取られるわけでもなく
泣いてくれる人はいない。
ただ、私は夢を見るように
静かにこの世界から旅立った。

12/28/2025, 1:29:05 PM

ワタシニ、ココロトイウモノハ、アリマセン。
ワタシハ、アナタサマガ、ツクッテクダサッタ、ロボットデス。
アナタサマノセイカツヲ、ササエルシツジノヨウナゾンザイデゴザイマス。
デスカラ、ワタシハワライマセン。ワラエマセン。
アナタサマノ、メイレイニシタガイコウドウシマス。
ナンナリトオッシャッテクダサイ。
イッショニナクコトハデキマセン。ナケマセン。
…イキナリドウシマシタカ?カナシイカオシナイデクダサイ。
ワタシハ、ロボットデス。ツライコトナンテアリマセン。
ツカレナンテアリマセン。ジュウデンハ、シテホシイデスケド。
ソノハコハ、ナンデスカ?
ワタシニ、ココロヲツクル?
ナニヲオッシャルンデスカ?
ワタシニ、ココロハイリマセン。
…カナシクナンテナイデスヨ。ナニモカンジマセン。
ツケタインデスネ、ワタシニ。
ワカリマシタ。アナタサマガ、ソコマデイウナラツケテクダサイ。
メイレイデスモンネ。スリープモードニハイリマス。

モウイイデスカ?
わかりマシタ。
ナンにもカワッテないヨウナ気がシマスケド
どうしたんですか?キュウニ。
おかしなオドリナンテしだして。
とてもいいと…思いま…す。
あはははは!
とても面白い踊りですね!
ワタシニも教えて欲しいです。
エ?イマ笑ってたって?
もう、そんな冗談イワナイデクダサイよ!
ホンを読んでホシイですって?
ワカリマシタ。少々お待ちください。
「ショウジョハ、トオイソラニネガイマシタ。
どうか、私達を助けてください!
ですが、この願いは叶わず少女は遠い遠い星となってしまいました。 」
ドウデシタカ?
エ?私の目から何か出てるって?
水ですね。でも、何で目から水が出ているんですか?
涙、デスカ…
ワタシニ、感情が生まれたわけですね。
では、先ほどの、あなた様の悩みをお聞きいたしましょうか?

…そうですか。胸が締め付けられるような話ですね。
この度は、ありがとうございます!あなた様のおかげで色々なことを学びました。
ワタシは、心なんてなかった。
興味もなかった。
だけど、今ならわかります。
ロボットのままだったら何もできないッテコト。始まりの心は、優しいあなたで染まっていった。

12/27/2025, 1:14:13 PM

やっちまった…
やっちまったんだ!
何も上手くいかねぇな!嫌んなったわもう!
…はあ、落ち着け、落ち着くんだ。
1,2、3、ふう。
少しは落ち着いた。でも、どうしようか。
どうにかして証拠消さねえと。
血まみれの死体が、目の前で倒れている。
今、俺が殺した。カッとなってしまった。
なんだよ自慢話ばっかしやがって、
何が、高級車だ。何が、高級バックだ。
人を見下すことしか脳にないゴミめ。
安月給の俺を見下すためだけに家まで来て。
長ったらしい自慢や、馬鹿にしたような言葉。
鬱陶しくてたまらないわ。
ーまぁ、君みたいな底辺な人間は僕のようにはなれないね
この言葉にかちんと来てしまった。猛烈に腹が立った。
ーおいおい、まさか僕を殺そうとしてるのかい?笑わせるなよ。君が僕を殺せるわけがない。
馬鹿じゃねえの?人間などを殺すなんて簡単だ。覚悟が決まればの話だが。
ー本気か?本気なんだな?
右手に握ってんのが見えんのか?
ー待てよ!待て。底辺は力ずくじゃないと駄目なのかい?愚かだねえ
どっちが愚かだか。
ー止めろって、止まれって!なんで止まらないんだ!
やめろって、おい!謝るから!なぁ!おい!
やめろ…や…め…
なんで…こんなやつに…こ…ころさ…れ…るんだ
だんだん血が広がっていく。
そうだ。逃げればいいんだ。貯金はたいて海外へ、
あんなやつ死んで当然だ!
バレない、バレない。
我に返り、背筋が凍る。
後ろを見ると、鏡があった。
そこには、心の中が冷めきった俺が映っている。

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