ゆらりゆらり揺れる
海の底から見える景色
海面に見える月が綺麗だ
あぁ僕はこのまま沈んでいくだろう
だんだん酸素が体の中からなくなっていくのがわかる
今思うとろくでもなかった人間だった
小さいときから悪ガキだった
友達を殴ったり、ものを盗んだり
ほんとどうしようもなかった
母親を泣かせ、父親を困らせた
高2の時僕は捨てられた
また悪さをし、停学処分を食らった
家に帰るともういなかった
金はある程度置いていた
こんな僕に置いていってくれたのだ
その日から僕は真面目に生きようと思った
そして、僕は社会人になった
それからはなんとか頑張ってた
しばらくした日のこと運命の出会いがあった
黒い髪を団子に結んだ少し背の高い女だった
初めて会ったときから一目惚れだった
初めてだった
こんな感情僕にあったんだと思った
思い切って気持ちを伝えた
うれしいことに彼女は了承してくれた
それからは楽しかった
彼女とデートしたし、仕事も順調に進んだ
だけど悲劇が起こった
これが僕の天罰なのだろう
そう思った
彼女が殺されたのだ
籍を入れると決めた2日後だった
僕は犯人の顔を見てしまった
やるしかないと思った
この手で殺してしまうことを決めた
僕が最期に起こす悪事だ
犯人のいる場所はわかる
僕が昔殴ったやつだ
そいつの家は知っている
愛用してたバット片手に乗り込んだ
力任せで殴った
顔の形がわからなくなるほど殴った
もう息もしていないそいつを殴り続けた
そして、僕はこのまま海まで歩いていった
もう少しでそっちに行くよ
ゆらりゆらり揺れる
海面を月が照らす
僕が最期に見た世界は
深い深い海の底だった
木枯らし
もう卒業なんだな...
嬉しいような悲しいような
いろいろなことがあったな
バカ騒ぎして先生に怒られたり
体育祭で本気出したり
勉強なんて本気でする気はなかったのに
なぜか高得点だったり
まぁ、その一つ一つが積み重なって今の時間がある
まともに学校行くのなんてもう10日ほどだもんな
2月なんてもう行ってないのも同じだし
学校休みになるのは嬉しいのに
何で終わるとなるとこんなに悲しいしさみしいのだろうか
北風が吹いてくる
もう枯れ葉はほとんど落ちてる
木枯らしが落とした枯れ葉
その木は春になるとまた葉を広げる
そのころは僕も卒業するだろう
やまない雨がないなら何で消えない傷があるの?
綺麗な虹はやがて消えるのに何で消えない傷があるの?
もうつらいよ。くるしいよ。
なんだか自分じゃないみたい。あんたのせいで。
もう学校にもいきたくない。あいつらの顔見たくない。
人を殴った人のほうが痛いというけど何でいじめた奴は忘れるの?
痛くない人はなんてずっと根に持ったままなの?
私何もしてないのに。普通に生きてただけだし。
もう悲しいよ。虚しいよ。
なんだか何もしたくないみたい。
もう...いいよね...
どうして、人は人をいじめるのでしょうか?
どうして、心の傷は治らないのでしょうか?
どうして、涙が止まらないのでしょうか?
どうして...
どうして...
どうして、私はこの毒で死なないのでしょうか?
カラリとした空気
まだ冬の朝は凍えそうなほど寒い
冷え切った街の道は少しずつ動き始める
今日も俺は仕事をするためいつもの電車に乗る
冬でも暑い満員電車の中大きくため息をつく
心のなかにある不満が口から出ていく
電車を降りたら約10分北に向かう
寒いが火照った身体には心地よい
俺はいつまで平社員なんだ?
そう言葉に出てしまう
また1つ心のなかには不満が募る
なかなか晴れない心に嫌気が差し
酒やたばこに逃げるようになった
休みなんて酒飲んで寝て終わる
会社でも評価はダメダメだ
もう、今季に入った新入社員のほうがつかえると言われてしまった
もうだめか?
そう脳裏に浮かんでくる
より一層こころにくもがかかる
少し明るくなった空を見上げた
雲1つない晴天だった
バカバカしい
俺の悩みも消えちまえばいいんだと俺が
空気はひどく乾燥している
あの頃も全力で走らなかったな
中途半端なだけか?俺が
…って今更後悔知ったて遅いか
どうしたらいいんだ?
教えてくれよ、誰か
幸せってなんだろう
ぼくが感じる幸せって
美味しいご飯を食べた時だろうか
頑張ったねって言ってもらった時だろうか
確かに美味しいご飯を食べてると時は幸せだし
自分なりに頑張ったことを褒められたりしたらもっと嬉しい
でも、それはぼくだけの幸せなのではないか
そう思ってしまうことがある
ぼくが幸せと思った時に誰かは傷ついていないか
誰かが幸せと思った時にまた違う誰かが傷ついていないか
そんなのは誰も知らない
知らなくて傷つけてしまっているかもしれない
毎日誰かの気持ちを踏みにじっているのかもしれない
今を生きていることが幸せなのかな
こうやって考えるのも馬鹿なだけなのかな
今は何もわからない
幸せというものは物体として存在しているわけではない
こうやって考えるのが幸せなのか
誰かが支えてくれているのが幸せなのか
幸せは自分にしか分からないものなのかもしれない