Q子

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11/16/2022, 9:01:11 AM

※APEX×刀剣乱舞パロディ二次創作ストーリーです。
※アッシュはロボットがメインです。

これは、APEXレジェンドのアッシュが審神者として、本丸で生活をし始めた物語である。

#4
お題「子猫」

庭に積もった落ち葉が突然ゴソゴソと動き出した。

「集中…。何者ですか?」
と私は警戒した。

すると小さな子猫が体に葉っぱをくっつけながら飛び出し私の膝までやってくる。

「っ……!!!子猫でしたか。それにしても、私相手に驚かないとは…さすがですね。」
子猫を優しく撫でていると、

「主あんまり動かないから、置物にでも見えたんじゃない?」
と部屋から大和守安定がひょっこりと顔を覗かせる。

「うるさいですね。いざとなればあなた達よりも速いです」
淡々と反論をする審神者を見て、安定は笑って横に座っている加州清光を見る。

「え〜、主に撫でてもらえるとか、いーなー…。」
清光は面白くなさそうに呟いた。

11/15/2022, 7:52:08 AM

※APEX×刀剣乱舞パロディ二次創作ストーリーです。
※アッシュはロボットがメインです。

これは、APEXレジェンドのアッシュが審神者として、本丸で生活をし始めた物語である。

#3
お題「秋風」

夕日が沈み、風が冷たくなってきた。
「気温の低下が感じられますね。そろそろ遠征部隊が帰ってくる時間です」

朝送り出す時の透き通る爽やかな風の感覚、夕方の冷たい風に金木犀のほのかな香り。

「風が寒くなってきたよな〜。そういや、今台所で光坊がご飯作ってるぜ?畑当番が収穫してきた野菜も使うって言ってたな。皆の帰りが待ち遠しいぜ!」
近侍の鶴丸国永が外の景色を眺める私のところに元気にやってきた。

「相変わらず元気ですね。あなたのところだけ夏のようです。」

「ハハッ!常夏ってか?そりゃ驚きだな。それにしても、景色を眺めてると……なんだろうな?どっかに行ってしまいそうな…そんな寂しい感じがするな。」
今まで明るく話していた鶴丸が私の横に立ち、同じく夕日を眺めそう呟いた。

「寂しい……。」
秋の寂しさというのは、いつか感じられるようになるのだろうか。

「主も風や夕日から何か思うのか?」

「気温の変化、日の沈み具合、金木犀の香り、台所からの香りは感じられます。」

「ぷはっ!(笑)まぁ正確っちゃ正確だな!」

2人で話していると、頬に土がついた畑当番の桑名江と山伏国広が遠征部隊と一緒にワイワイと話しながら帰ってきた。

11/14/2022, 12:50:50 AM

※APEX×刀剣乱舞パロディ二次創作ストーリーです。
※アッシュはロボットがメインです。

これは、APEXレジェンドのアッシュが審神者として、本丸で生活をし始めた物語である。

#2
お題「また会いましょう」

「君は誰かから言われた''また会おう''って言葉、信じる方なのかな?」
縁側で月を眺めていると、にっかり青江がやってきてそう呟いた。
「信じませんね。そもそも、ありえません。」
私は指示に従い試練をこなす、ただそれだけを繰り返してきた。
その中で、多くの人を傷つけてきた。そんな私に''また会おう''だなんて誰が言うのか?

「そうか、意外と似ているのかもしれないね。」
と青江は微笑む。

「誰とどう似ているというのです?」
理解不能だ。私は戦いの中で迷ったことはない。相手を倒す、ただそれだけだと思っている。
そこに気持ちはなくて良い。

「そういうところじゃないかなぁ。黙々と考えてしまうところだよ。」
青江はそう言って部屋に戻っていった。

表情のない私から何を読み取ったのだ?

11/12/2022, 2:34:49 PM

※APEX×刀剣乱舞パロディ二次創作ストーリーです。

これは、APEXレジェンドのアッシュが審神者として、本丸で生活をし始めた物語である。

#1
お題「スリル」

「わっ!驚いたか?」と屋敷の入口で白髪色白の男が驚かしてきた。
生憎、私は驚かない。
「何ですか?出迎えとしては、蜂須賀虎徹というものが来ると聞いていましたが?」

私はアッシュ。傭兵であり、ガイドもして、レジェンドの1人としてゲームにも参加していた。
今は審神者として、新たなミッションを遂行すべくここ本丸にやってきた。
この世界では…カラクリ?というのだろうか。私はそういう存在だ。心はない。弱い部分は捨て去った。

「おっと、これはなかなか驚かすには手強い主さんだぜ笑笑
俺は鶴丸国永、蜂須賀はもうすぐ来ると思うぜ。」
「適切」

鶴丸国永と話していると、奥の屋敷から金色に輝く美しい姿の男がやってきた。
「初めまして我が主、蜂須賀虎徹だ。俺を指名してくれてありがとう。主は元々刀を使っていたと聞いている。やはり見る目があるお方だ。真作の虎徹をよろしく頼む」
「初めまして。心強い仲間であることを祈っていますよ。」

見た目は癖の強い刀。話す内容もプライドが高い様子が窺える。しかし、従順で誠実であることがわかった。
私の援護役として相応しい。

鶴丸国永は後にやってきた刀。しかし、どこかで一度会ったことがあると記憶している。

今はまだこの二振り。審神者の仕事というものがどういうものか、刀剣男士達との生活はスリルを感じるのか…。

「活躍を楽しみにしていますよ」
捨て去ったつもりであったが、まだ弱い部分が残っている。