こえがかれるまで、
あんなに叫んだ日は人生で初めてで。
あんなに泣いた日は人生最後だろう。
全員が全員死力を尽くした。
必死にならないやつなんてあの場にいなかった。
手を伸ばして、力を振り絞って、全員で掴み取った結果。
最悪だけは回避した。
最高の結果は取りこぼした。
最良とは口が裂けても言えやしない。
だけど最善を尽くした。
完全勝利とは程遠く。
勝利と言っていいのかわからないし惨敗じゃねぇかなって思うけど、ぎりぎりどうにか凌いだってかんじだけど。
俺たちにしちゃやったほうじゃないのって思う。
ながいながい戦いが終わった今。
アンタは変わらずそこにいて欲しかったんだけどなぁ、ってため息をついた。
たった1人いないだけで、随分寒く感じる。
まだ11月なんだけどな。
はじまりはいつも
枠だけ失礼します〜
秋晴れ。
最近続いていた雨もなんのその、行いが良かったものがおおいのか。雲ひとつない、文句のない晴天。
白咲大運動会、開幕である。
「ではまず準備運動から!ひーふーみーよー」
「いきなり動くと腰にきますからゆっくりゆっくり〜」
「りんごあめ〜りんごあめいかがですか〜」
後日かひつします
忘れたくても忘れられない
人間長く生きていれば、忘れたい出来事と忘れたく無い出来事の割合が9:1くらいになるんじゃないだろうか。
これから語るのは、俺の人生の中でも一等忘れたい、なんなら今からでもどうにかして消し去りたい記憶のくせに、どうにも忘れられない思い出である、三日間の話である。
軽くかいつまむと、要するにいつものアレだ。
学校に出るオバケをどうにかしてほしいって頼まれたから、お嬢が行くことになったんだよ。
学園祭があって親も来るからできたらその前って事だった。
放課後見回ってたらしいんだが捕まらんかったらしい。残念。
準備期間中は何も出なかった。
でもそれは見回りがあったかもしれんし、そも学園祭で何かあっちゃダメだからって事で学園祭は日中も出ることになった。
ま、学校側からの依頼ってんで矢ツ宮殿も同伴。
学園祭なら他の親御さんも来てるから不自然じゃ無いし。
お嬢と俺は編入希望の見学者って体で。
他校でも友達なら呼んでいいって事で結構いろんな学校の生徒がいるらしい。防犯とかどうなの?校門のところで身分証と監視カメラと記入?すげー。ま俺らは学校側のあれそれで免除だけど。
そんな感じではじまる『星降る学園祭編』よろしく。
結構いいかもしれん。続きはwebで。
やわらかなひかり
枠だけ失礼します〜!
素敵お題 感謝