きろく
わくだけ失礼します!
一輪の花
わくだけ失礼します!!
君とみた虹
「お、天気雨」
「狐の嫁入りとも言いますわね」
「占いできるやつだろ、最近覚えたぞ」
「蛸嶋くん宅の本にありましたね」
「なんでもあるよなあの家…核シェルターもありそう」
「………通信販売にこってますよね、彼」
「へんなのばっかり買うよな」
「土産物屋でも使い道が不明なものを選びますよね」
「お面の部屋入ったことある?」
「蛸嶋家七不思議、「北側2階の突き当たり」の話なら聞きませんわよ」
「バカでかいアサリの貝殻で作ったお面てのがあってさぁ、被ってみたら取れなくなってよ」
「私のいないところで大事件が…」
「開き直って嗅いでみたんだよ」
「…………どうなったんですの?」
「味噌の匂いした」
「それで?」
「『酒蒸しがいいな…』って溢したら取れた」
「よかったですわね…」
「今からでもさぁ、あのお面からなんとかしてバカでかいアサリとれねぇかな……お嬢もくいてぇだろ、でかいアサリ」
「多分その部屋に入れたのもそのお面にであったのも完全に運だと思いますわよ、2度はないかと」
「ダメか…」
「あと私どちらかと言えばホタテの方が好きなので」
「ホタテも…うまいよな…」
「虹が出てますわよ尾上君、何かおねがいごとしますか」
「今日の晩御飯海鮮がいいです」
虹を見ると思い出すあの日の君と晩御飯
明けない夜は無い。
そして夜明け前が最も暗い。
希望はいつだって、私たちの胸の内にあるのだ。
夜をかける陰陽師なら、この言葉を忘れたことは無いだろう。
気休めに過ぎないと思っても縋らずにいられない瞬間があっただろう。
夜は妖の、化け物たちの時間だから。
私達はその中で戦って生き残らねばいけないから。
例えどんな巨悪が私たちの前に立ち塞がろうと。
一夜ずつ乗り越えていくしかないことを知っているから。
この先もずっと繋いでいく。
そうして、いつのまにか迎えた朝が、なによりも眩しいのだ。
静かな夜明け
えいえんのはなたば
1番になろうとしなくても、あなたは最初からたったひとりの特別な存在である、そんな歌がある。
後日加筆します