お題 ささいなことでも
喧嘩した。まさか我々に喧嘩する日が来ようとは。
仲良いとかじゃなくて。逆。いや仲悪くて全く話さないとかじゃなく。俺とお嬢だぞ。この間知り合ったばっかりなわけ。
性別も違う。生活習慣から育った環境から置かれた立場とか諸々違うわけ。でそんなんお互い分かってんだわ。
だからなんか言い合いになってもすぐ終わんの。
「まぁお前/貴方はそれで生きてきたんだよな/でしょう」で決着つくわけ。
あんまり長引いてもお互い得しないし。
空気悪いの継続してまで通したい主張そんなにないし俺ら。
物理的に離れるってのちょっと厳しい関係なんだよ。
詳しくは過去の投稿チェックしてくれ。まだ出てきてないけどその辺の話。
で実は今も隣にいるんですよお嬢は。
俺が脳内で1人ぶつぶつしてる間もずっといんのね。
仕方ないけど。
石蕗さん早く迎えに来ねぇかな。
「……………あの」
「俺謝らねぇからな」
「しりとりしません?暇で」
「………デザートでも賭けるか?夕食の」
「乗りましたわ!雪見だいふくでしたっけ」
「形状が良いんだよな、丸くてきれい」
「良いところはもっとありますわよ、味とか」
「かなり種類あるんだよな今。チョコとか焼き芋?」
「もう一つくらいありそうですが思い出せませんわね…」
「猫型とか出そうだなそのうち」
「チョコはまた食べたいですわね…うふふ」
「フルーツ系大福とかあるし、苺ソースとか入れてもうまそうだよな〜」
「ナッツ系も捨てがたいですわ……」
「ワンダフルスイーツ雪見大福…」
「黒胡麻、黒砂糖も良いですわね」
「寝つき後」
「ゴルゴ」
「ゴマすり」
すみませんねむけにまえました
雨に佇む
ざあざあと。しとしとと。
天から限りなく降り注ぐ水は平等に全てを流す。
流して欲しい。苦しみも悲しみも痛みも全部、流してほしい。
何日も前から予報されてきた豪雨というだけあってその勢いは折り紙付きだ。道路は水浸し、靴は染みるしガパガパ言って歩きにくい。だけど歩けないほどじゃない。
右足をだして左足を出す。右足をだして左足をだす。
そうしていればいつかは何処かに辿り着く。
何処に行きたかったかなんて覚えていないけど、
何処まで行かなければいけなかったかは、何となく覚えている。
だから歩く。歩き続ける。
雨の終わりは見えずとも、太陽の夢を見ることはできるから。
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時々雨に打たれたくなる時があるお嬢
この後傘持った石蕗に回収されて笹本にこんこんと叱られる
反省の色はない またやる
とりのように
青い青い空に、一羽の白い鳥。
どこまでも飛べそうな軽やかさ、限りなく広がる世界に夢をみる。
素敵お題感謝 すみません本日も枠だけ
後日かきます
そらもよう
枠だけとりまふ!
夜の海
ド定番心霊スポット、海。
今年もこの季節が来ちまったなー、と思った。
「今回のメインミッションは指輪の捜索。デザインはシンプル、内側に刻印あり。よし、はじめ!」
一斉に方々へ散っていく人々。普段きっちり着物を着こなしている姿ばかり見ている陰陽師達が、ラフな格好をしているのはギャップが大きく中々見慣れない。
またかひつします