しるべにねがうは

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雨に佇む

ざあざあと。しとしとと。
天から限りなく降り注ぐ水は平等に全てを流す。
流して欲しい。苦しみも悲しみも痛みも全部、流してほしい。

何日も前から予報されてきた豪雨というだけあってその勢いは折り紙付きだ。道路は水浸し、靴は染みるしガパガパ言って歩きにくい。だけど歩けないほどじゃない。

右足をだして左足を出す。右足をだして左足をだす。
そうしていればいつかは何処かに辿り着く。
何処に行きたかったかなんて覚えていないけど、
何処まで行かなければいけなかったかは、何となく覚えている。
だから歩く。歩き続ける。

雨の終わりは見えずとも、太陽の夢を見ることはできるから。




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時々雨に打たれたくなる時があるお嬢
この後傘持った石蕗に回収されて笹本にこんこんと叱られる
反省の色はない またやる

8/27/2024, 3:46:01 PM