10/30/2022, 1:27:14 PM
絵の具の匂いに
笑い声
そして掛け声
バケツの倒れる音と
皆の悲鳴
そしてドタバタと走る音に
雑巾を濡らす音と
一息つく音。
16人で創り上げた
1つの作品。
花が咲き誇り
掲げられたスローガンが
堂々と鎮座している
そんな作品。
「懐かしく思うこと」
10/29/2022, 1:44:16 PM
ねぇ、知ってる?
君が私を忌み、暴言を吐き、去っていった
その物語の裏に
君が私の事を想って
悪役を演じてたことを知ってる私が
君を大好きでいつづける
もう1つの物語があったんだよ。
「もう1つの物語」
10/28/2022, 1:15:39 PM
「「こっちだよ」」
そう言った君の声は、暗がりの中、響いて
よく聞き取れない。
だけど、白い君の手が見えたから、私は思い切って手を伸ばした。
ぎゅっと握った君の手は、私の手を強く、強く握りしめている。
爪がくい込んで、痛い。
君は何も喋らない。
ただ、君がこっちにしっかりと
向き直したのが分かった。
何か、おかしい。
そう思った時にはもう、私は君_のようなナニカに
抱きしめられていた。
大きくて
痛くて
冷たい。
なんなんだろう。
背中がぞくぞくする。
あれ、これ…もしかして、私…死ぬの…?
あれ、あれ、
あれ、あれ、?
私の意識は、
暗がりの中に堕ちていった。
「暗がりの中で」
10/27/2022, 1:37:49 PM
紅茶、それで思い出すのは彼のことかな。
紅茶の湯気と
黒髪がなびいて
何とも言えない雰囲気を醸し出していた彼。
紅茶と砂糖を取り出して
こっちを見て
不器用ながらに
微笑んでくれた
優しい彼。
どんな彼の隣にも
紅茶があったんだ。
恐らく、私と紅茶だったら
紅茶の方が距離が近いくらいに。
彼と紅茶の香りが
私の心にゆとりを作ってくれた。
また、一緒に紅茶が飲みたいな。
紅茶の香りだけじゃ、何か物足りないや。
「紅茶の香り」
10/26/2022, 1:28:28 PM
傍にいさせてね。
ずっと一緒にいようね。
愛してるよ。
ありがとう。
ごめんね。
これが私たちの
アイコトバ。
「愛言葉」