Kohr

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6/15/2023, 11:37:31 AM

ある書物の最後のページの一節にて。

僕の好きな本。それはこの「ノン・ドゥカ・ドゥコ」だ。自分が創った本だ。
私の名前はゼルエ・ツア・ツム・グーテンベルク。この本の作者だ。この本は色んな国や大陸、その伝説、職業、食べ物や民族を記したものだ。

自分の作品が好きだ。

この本は読むに連れて、愛だとか夢だとか希望、あるいは憎悪、復讐、興味、冒険、人知を越えた感情を見出す。

悲しくもなり、愉しくもなるだろう。

この本を読む時は心と相談しないといけない。

僕はこう言う「自分の本は最高で1番好きな本」だと。

だが、出版する気はない。これは読みたくて読むものではない、繋がりと繋がり、親のような存在でなければいけないのだ。

ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

6/13/2023, 12:16:51 PM

ある古い書物の一節にて。

はるか昔、植栽家モラド・ランスがいた。

モラドはアジサイの研究に目をつけた。アジサイは色が変わる花。モラドは梅雨の時期に晴れる太陽に合わせ、半分スカイブルー半分オレンジになるように育てる。

モラドは3年間の月日の末、研究は成功し、その名は大陸に広まった。
その成功に感銘を受け、アジサイを国の国旗にする国もあった。

初の出来事を成した人物だ。彼はどう研究を成功したのか、「モラドのアジサイ日記」にて読むことができる。

ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

6/11/2023, 10:49:49 AM

ある古い書物の一節にて。

その街には悪魔が棲む。普段は森の小屋に住んでいるが、人間を襲う魔女のような存在。

たびたび街に出る。

その名はバーバ・ヤガーと言う。

冬の悪魔とも呼ばれた。昔、シビリクムという街で魔女の力を借り「魔女対魔女」の戦があったそうだ。

その銅像が現在シビリクムで様子を佇む。


ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

6/10/2023, 12:44:47 PM

やりたいことか……

おれはやりたいこと沢山ある。
仕事もシナリオ、リサーチ、作家、ラジオ、写真など。

住みたい国も沢山ある。ドイツや南米、アメリカ、ヨーロッパ、韓国。

ルーマニアやスロベニアとかあまり知られてない国も行きたい。

では、本当にやりたいことは?

それはここでは言えません。言えない言葉が含まれるからです。察して欲しいが、そんなの難しいですよね、僕の考えが分かるはずがない、逆に相手の考えは僕にはわかりません。

なので、ここでは言えません。ただ、ここで言えるその「言えないやりたいこと」の次にやりたいことはスクラップブックアート講師。

これはおれのやりたいこと全てが混ざっている。

とでも言っておこう。


6/9/2023, 10:08:18 AM

ある古い書物の一節、職業欄にて。

男は石膏アーティストだ。1度は花を咲かせ、有名になった。だが、すぐに調子は崩れ、いまや作品は売れない。見ても貰えなくなった。
もう一度、花を咲かせたいと、このままでは終われない、そう思って蔵に閉じこもり、ひたすら作品をつくる。
親や友達は言った。諦めろとかお前に出来るはずがない。
1人で彫刻をする。ふと、作品が出来ず、久しぶりに蔵の外へと出た。朝日が出ていた。
そこで感じたのは、朝日の温もり。温かい母のように包み込んでくる。そこで感じた事を作品に注いだ。その男は、作品を作り終えるとタイトルを付けた「朝日の温もり」。女神が小さな男を抱きしめる。それを太陽が笑いながら微笑む彫刻だった。


ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

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