星空
あの星は、今もあるのだろうか
あの星座は、いつまで美しいのだろうか
人間は「北の動かない星」を北極星と呼ぶ。
それを中心に星空を撮り、映す。
星は滅ぶ。例外は無い。
当たり前が消えるのはいつの日だろうか。
神様だけが知っている
「小さい幸せを1つ、日記に書きましょう!花が綺麗だとか、いつも引っかかる信号をすぐ渡れたとか、そういうのでいいんです!」
「わたし」は何度も「私」を直す方法を探した。
その度に「私」は崩れ、綻び、上手くいくことは無かった。
「わたし」は「私」の為に「ワタシ」を消費した。
「わたし」は諦めなかった。
次の「ワタシ」ならきっと上手くいく
そうして「私」は「移」になり「科」になった
「ワたし」はもうげんかいだ
いくら「ゎたシ」を使っても「�」は戻らない
「Wぁたし」が「わtttttttし」にこわされていく
「Waたたたし」はずっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとあきらめなかった。
「�」のなおしかたなんて、しらないくせに。
夏
蝉時雨の中、目が覚める。
硬くて汚いけれど、玄関の方がよく寝れる。
友達には変って言われるけど。
でもまぁ、しょうがない
きっと……すぐに逃げられるからだと思うから。
精神的に不安定な兄。
叱れず怒鳴ることしかできない父。
世界の中心に生きる妹。
兄のようになるなと暗示をかける母。
それぞれ許容し合ってきてたみたい。
でも僕はそんなこと出来なくて。
家よりも学校の方がリラックス出来ていた。
そんなことはどうでもいい。
ひとりで自分語りしてる暇なんてない。
もうそろそろ家族が起きてくる。
時間に合わせて掃除をしよう。
きっと機嫌が良くなるだろうから。
正直
──はは、、よくわかったね
ほんとはしんどい。
ほんとはやめたい。
もうつかれちゃったんだ。
どれだけ頑張ってもダメだったんだ。
「努力は経験になる」なんて関係ないよ。
なんてね!
アハハ〜!冗談だよ〜!
もっともーっと頑張るよ?
努力は実るまでやれば報われるのさ!
なにがなんでも!実るまで続けるよ!
逃れられない
どれだけ絶望したって。
どれだけ嗚咽したって。
どれだけ目覚めを嘆いたって。
僕らの星は理想回り、回られる。
いつか必ず月と太陽は重なる。
いつか夜は明け、朝が来る。
今日が何曜日でも、月曜日は来る。
だれも──