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喪失感
兄と妹は不登校で、「あんな風になるな」と中学3年間言われて生きてきた。学校で馴染めなくても「車で送るからいけ」の一点張り。
兄と妹には趣味も特技もあって、ふたりと親は仲が良くて。
俺には何も無かった。だから家でも1人。
耐えることしか出来なかった。自虐して傷つけられることに耐性をつけて。そういう日々だった。
高校に上がっても馴染めずに、遂にカウンセリングに行くまでになった。それからずっと行きたくなかった学校を初めてサボった。
自然と安らぐと思ってたのに。そこにあったのは喪失感だけだった。
「学校に行く。」それだけが存在意義だったのに。「耐える。」それしか俺にはなかったのに。
休み方を知らなかった俺は、ただ時間を無駄にしただけだった。
休んで唯一持っていたものを失くして、耐えていた本当の理由を知って、後悔した。もう本当に何も無いんだって。失くなったんだって。
これからどうしようかな
世界に一つだけ
何も無い。
趣味も、特技も、特徴も。
だから「友達」は多いけど、「よくいる友達」はほぼいない。
そんな自分に一つだけ。
たった一つでも眩さがあった。
一緒に帰り、一緒に話し、愚痴を言い合った。
互いの恋愛相談にも乗ったし、2人で悔いたりもした。
よくいる友達、仲のいい友達として良好な関係を築いていた。
長期休み、学校に行くことはあれど、
会うことがなくなり話す話題もなくなった。
連絡も辞めてしまった。
そこから休みが開けても話すことは無かった。
本当に何も無い。もう、何も───。
自分の味方は、自分の世界に一つだけ。
何も無いことを知っている自分だけだった。
胸の鼓動
私と貴方のリズムが混ざって
私と貴方でメロディーを乗せて
ずっと一緒に奏でよう
どんな音楽ができるだろうね
踊るように
貴女の言葉が心に響く
私はそれを歓迎する
共に照明を浴び
ステージで踊るように