11/5/2025, 11:55:00 AM
もしもこのまま時間が進まなければ。
もしも幸せなまま永遠を生きられたのなら。
誰もが抱えてると決めつけ走っていく。
あまりにどうしようもない。
これからいいことがあるかもしれない。
これから何かが変わるかもしれない。
これから、かも、これから、かも、これから……
吐き気を催すほどの綺麗事を並べても何も変わらない。
ただ理不尽に殴られ飛ばされ突き落とされる。
その間もずっと進んでいく。
いつになったら休めますか。
[時を止めて]
11/1/2025, 10:27:37 AM
君のつむじがふるり震えた。
早く夏がやってくればいいのに、
そう思ってるんだろうね。
ゆっくり起きてきた太陽に照らされ露が輝く。
光が沢山反射して君に飛び込んでゆく。
まるで初雪のような純白。
小さな小さな欠片たちがくっついていく。
きっと届くことはないけどね。
おはよう。
[凍える朝]
10/27/2025, 12:21:57 PM
目を見た瞬間、あ、と思った。
止まることを知らないその体が激しく揺れた。
自分を見下すそれに思わず笑みが込み上げる。
赤い、赤い。
何よりも真っ赤な光が目を撃ち抜いた。
零れていく己を抱きしめ目を閉じる。
[消えない焔]
10/19/2025, 11:18:35 AM
空高く五線譜のようにはためいた。
もう届かないと思った光。
それがこんなにも輝かしい。
見上げる人々の瞳に、
届けきったあの子たちの瞳に、
反射して映った己の瞳に。
めいっぱいのキラキラが詰め込まれている。
圧倒的歌姫のようになれるかは分からない。
ただ皆の光を信じたくて。
皆の光に答えたくって。
深く息を吸い込んだ。
[君が紡ぐ歌]
10/17/2025, 9:41:52 AM
瞬いた。
輝いた。
たしかにあの一瞬。
心臓が流れたみたいだ。
釘付けになった隕石が散る。
雲の中に霧散して弾けた。
心の奥も共に爆ぜた。
この景色が見たくて僕は立っていたんだ。
星の軌跡をなぞって一緒に行こう。
Commit suicide.
[消えた星図]