二面性

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11/1/2025, 10:27:37 AM

君のつむじがふるり震えた。

早く夏がやってくればいいのに、

そう思ってるんだろうね。

ゆっくり起きてきた太陽に照らされ露が輝く。

光が沢山反射して君に飛び込んでゆく。

まるで初雪のような純白。

小さな小さな欠片たちがくっついていく。

きっと届くことはないけどね。

おはよう。

[凍える朝]

10/27/2025, 12:21:57 PM

目を見た瞬間、あ、と思った。

止まることを知らないその体が激しく揺れた。

自分を見下すそれに思わず笑みが込み上げる。

赤い、赤い。

何よりも真っ赤な光が目を撃ち抜いた。

零れていく己を抱きしめ目を閉じる。

[消えない焔]

10/19/2025, 11:18:35 AM

空高く五線譜のようにはためいた。

もう届かないと思った光。

それがこんなにも輝かしい。

見上げる人々の瞳に、

届けきったあの子たちの瞳に、

反射して映った己の瞳に。

めいっぱいのキラキラが詰め込まれている。

圧倒的歌姫のようになれるかは分からない。

ただ皆の光を信じたくて。

皆の光に答えたくって。

深く息を吸い込んだ。

[君が紡ぐ歌]

10/17/2025, 9:41:52 AM

瞬いた。

輝いた。

たしかにあの一瞬。

心臓が流れたみたいだ。

釘付けになった隕石が散る。

雲の中に霧散して弾けた。

心の奥も共に爆ぜた。

この景色が見たくて僕は立っていたんだ。

星の軌跡をなぞって一緒に行こう。

Commit suicide.

[消えた星図]

10/13/2025, 12:36:28 PM

男は死んだ。
私は燃え盛る屋敷の中佇んでいた。
たった五文字。
人間ならば一度は言ったことのある言葉。
何故あの男が私にその言葉を囁いたのか。
回るはずのない思考を放棄した。

どこかで聞いたことのある唄。

驚いて振り返ると男の傍に倒れている“人形“が目に入った。
音の発生源はこの人形だ。
よく作られたぜんまい仕掛けの人形。
かつてあの男が愛していた人形。
誰かがぜんまいを回したのか。
それとも自分で回したのか。

心なしかその唄は大きくなっていってる気がした。
壊れた機械のようにるりら、るりらと。
大きくなるにつれ彼女の息が浅くなる。
壊さなければ。
謎の使命感が彼女を包んだ。
震える手はたしかに引き金に指をかけていた。
発砲音はしなかった。

彼女は人形を強く蹴り上げた。
それでも尚人形は唄を奏でる。
燃え盛る炎に突っ込んだとしても。
ゆっくりゆっくりと音が壊れ始めた。
しっかり目に焼き付けた。

孤独な男の亡骸と、
ぜんまい仕掛けの人形を。

[LaLaLa Goodbye]

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