10/12/2025, 12:00:48 PM
さあ行こう。
僕は微笑んだ。
君を連れて行ける腕はないけど。
この足で運んでみせるよ。
君の顔は見えないけど。
君の視界をクリアにしてあげる。
僕は一人じゃどこにも行けない。
でも君となら行けるんだ。
この世の果てまで。
[どこまでも]
10/10/2025, 10:17:12 AM
世界を手に入れたかった。
一人称視点でしか進まない人生。
ゲームのように上手くは行かないけれど。
静かに暮らすことも出来ないけれど。
頑張ろうって言葉を信じられるように。
生きてる自分を労いたくて。
1回だけ。
ほんの一瞬だけ。
世界をくれないか。
いつか見た強欲な少女の物語のように。
誰かコスモスを1輪持ってきて。
[1輪のコスモス]
10/9/2025, 10:35:56 AM
穏やかな日差しに風が透ける。
いつかのはじめましてが言えなくて。
まだ匂いを隠しきれていなかった青天が、
早とちりして出すぎた肌寒さが心を埋めていく。
まるで風情を楽しんでいるようだ。
細い節々の一つ一つに命が宿る。
朱色と紺と鈍色が混じり合う。
鼻腔を掠める秋の香りに深呼吸した。
[秋恋]
10/8/2025, 8:06:12 PM
白に白以外の何かを入れても白には戻らない。
まるで免罪符のように軽々しく使われる。
綺麗事の御託を並べ物語は回る。
言葉も知能も全て意味が無い。
結局言うだけ言って実行はしない。
人生というのはそういうものだ。
本当にそういうものか?
何も付け足さずありのままを愛すことはできないのか?
白と偽る泥色がその瞳を埋めてしまう前に。
[愛する、それ故に]
10/7/2025, 10:31:32 AM
小説を書いた。
限りなくエッセイに近いもの。
好評だったそれは、
きっとみんなからしたら想像できないだろう。
フィクションがノンフィクションになる瞬間。
いつか黙って埋められていくくせに。
1万年1億年先の世界でさえ消えることは無い。
退屈が満ちた世界は本物だろうか。
管理者。
肩書きはなんでもいい。
生とは何なのだろう。
[静寂の中心で]