周りがみんな20歳になった。
でも私は早生まれだから、まだ19歳。
どうして1歳しか変わらないのに、できることがこんなにも異なるのだろう。
どうして1歳しか変わらないのに、みんな大人に見えるのだろう。
学年は一緒なのに、年下になってしまった自分。
みんなはお酒が飲めているのに
みんなはタバコが吸えているのに
自分だけ取り残されたみたい。
次の誕生日には私も20歳になって、お酒も飲めるしタバコも吸える。
でも、それでもみんなには追いつけない。
ああ、20歳になったらまず何をしよう。
早生まれ同士で、お酒を飲んでみたい。
初めてのお酒は何がいいかな。
20歳になった自分は、今のみんなのように、大人になっているのだろうか。
未熟な大人が1人、もうすぐ飛び立ちます。
#0110 20歳
誰しも一度は自分だけの秘密のものに憧れるものだろう。私も例外ではない。
だが、幼い頃と違って大人になった今。秘密のなにかを作ったところで、忙しく過ぎる日々に巻き込まれて無くなってしまう。それでもなにか簡単なものを作ろう、と模索して考えついたのが「秘密の箱」だ。
自分だけの思い出や秘密にしたいものを入れれば、たちまちタダの箱から特別な箱に変身する。誰でも作れる簡易的な魔法の箱だ。
お洒落な箱を適当にお店から選んで購入する。あいにく、今日は雨模様だ。だが、うきうきと浮ついた心では雨も暗い空も綺麗な景色に移り変わる。
家に帰って早速箱を開けた。
シンプルな薄紫色の外装に、中は薄めたブラックのようなキラキラした紙ぺらが敷いてある。なんとも言えない胸の高揚に、勢いのまま箱に入れるものを探していく。
一人暮らしをする際に実家から持ち込んだ熊のぬいぐるみに、昔仲良くしていた友人からの手紙。高校や中学のみんなで撮った写真をキーホルダーに加工したものもある。思い出のあるものをどんどん見つけ、昔の記憶に浸りながら箱に入れていく。
もう長らく話せていない、小学校時代からの親友に貰ったインクの出ないペン。勿体なさに目を背け、大事に最後まで使ったことを鮮明に思い出す。
もう既にパンパンになりかけている箱に、最後の思い出を仕舞った。
この秘密の箱に、また親友と共に仲良く話すことが出来ることを願いながら。
#秘密の箱 1024
私は映画を観るとすぐに泣いてしまう。
ギャグだってファンタジーだって犯罪やサスペンスだって、感動系じゃなくともなんでも泣く。
だが、そんな私も唯一泣かない物語がある。
感動モノだ。
何故だか分からないが、いざ感動系!という感じの物語となると、途端に涙が出てこなくなるのだ。
共感や同情はするが、目が腫れるくらい大泣きすることも、涙が一滴ぽろっと零れ落ちることも、何一つ無い。自分でも意味がわからなかった。
感動以外なら泣ける理由も分からない。泣く要素なんて一つも無いのに。
でも、なんだか。
日常的な物語の方が、いつかの終わりを考えて、悲しくなってしまうのだ。
#涙の理由 0927
僕と一緒に
歩いて
走って
遊んで
生きて
死んで
生まれ変わって
また共に
一生のサイクルを僕と一緒に
過ごしてくれませんか。
#僕と一緒に 0923
魔法がある世界に産まれていたら、どうなっていただろうか。
きっと、その世界では魔法があることが当たり前なのだから、この世界とはまた別の悩みの種を見つけるのだろう。
でも、本当に辛くなってしまった時。
私は、いつも考えてしまう。
魔法があれば、こんな思いしなくて済んだんじゃないかって。
魔法があれば、もっと息を吸える世の中になったんじゃないかって。
そんなの私には分からないし、この世界に産まれた限りそんな事分からない。
答えは、まだ無い。
#答えは、まだ 0916